荒野に消えそうになったマッドマックス#3 【チェリーとルイガノと暴走機関車】
とりたまの里を出てコンビニで補給してから、あさむらイチゴ園へ向かうことになりました。防府市周辺のライドではお約束のスポットである。
というわけで、徳地から防府方面へ向けて走っていく。
佐波川沿を少し南下したところで、防府方面から走ってくるクルマの窓から我々に手を振っている人を見つけた。
クルマから手を振る人「みなさーん!がんばって~♪」
反射的に手を振りかえすマックス。しかし一瞬ですれ違ってしまったので誰なのか確認できなかった。防府市近辺にもバイク仲間が沢山居るのだが・・・今のは誰だったかな?誰か気が付いた人が居ないか確認する。
マックス「今のクルマから手を振っていた人って誰だった?」
ブルベン「わかんない」
ジョー「誰だろう?」
誰だったのか思い出せないまま走っていると、先ほどのクルマが後ろからやってきて通り過ぎて行った。
マックス「うーむ・・・誰なんだろう」
謎は深まるばかり。頭の上でクエスチョンマークが点滅していると・・・さっきのクルマが路肩に止まっている。そして今度はクルマから降りて手を振ってくれているではないか!
マックス「あっ!あの人は・・・えーと!あれだ!ツールド下関の!ピンクのルイガノ乗りのチェリー(仮名)だ!」
同じルイガノ乗りということで一度お目にかかりたかったと思っていたのだが、まさかこんな形で出会うことになろうとは予想していませんでした。
というわけで、トレインから離脱してチェリーのところへ向かうマックス。
マックス「こんにちは~」
チェリー「こんにちは!ああ!マックスさんですね!」
マックス「あっはは~そうです!私がマックスです!宜しくお願いします!」
チェリーは、既にこのブログを読んでいるので話が早い。
マックス「今日はどうしたんですか?」
チェリー「ODKの皆さんがこの周辺を走って、とりたまの里に向かうと聞いていたので応援にきましたよ!」
我々を応援するために遥々とりたまの里へ向かっていたとのこと。
マックス「あれ?その恰好は・・・合気道の後ですか?」
チェリー「そうですよ~合気道が終わってから駆けつけました!ところで・・・みなさん先に行ってしまってますが、追いかけなくて良いんですか?」
マックス「む!?ソフトクリームが俺を待っているんだった!応援ありがとう、チェリー!では!いずれまた!」
チェリー「頑張ってくださいね~」
というわけで、皆を追いかけるため全速力で走り始めるマックス。
実は、ピンクのルイガノは私も欲しいと思っていたのです。
今の白いルイガノFには様々な魔改造と偽装工作をしてあるのですが、今回新たに可愛い水玉模様のバーテープを取り付けました。因みに、ツールド国東で500円で購入したものです。これでフレームの色がピンクならばさらに効果的な偽装工作ができるのに!!!無念・・・
え?何のために偽装工作するかだって?それは大人の事情ってヤツだから深く追求しちゃダメだぜ!
暫くするとウォルター、プリメラに追いつくことができましたが、その先にワイルダー、ブルベン、ジョー、クライシスが走っているのが見えたため、そこまで追いつくことにします。
今日のバイクはいつものポタリングバイクのアンカーではなくルイガノF(ファイナル)だ。アンカーには、ポタリングで歩き回ることを優先してマウンテンバイク用のSPDペダルを取り付けているのだが、ルイガノFはロードバイク用のSPD-SLペダルである。やはりマウンテンバイク用とロード用ではぺダリング効率は全然違うなぁ~
マックス「ビバ!SL!!やっぱりSLはぺダリングし易いな。これならガンガン走れるぞ!」
普段マウンテン用のペダルばかり使っているため、調子にのってペダルがガンガン回しまくるマックス。
マックス「魔改造したルイガノF絶好調!ガンガン走るぜ!このまま地の果てまでも走ってやんよ!!おりゃあああーー!!」
同時刻、マックスの後方
ウォルター「ああ!マックスがあさむらいちご園を通り過ぎる!」
プリメラ「あーあ、曲がり損ねましたね」
ウォルター「止まれ!ストップ!行き過ぎ!!!」
同時刻、あさむらいちご園
ブルベン「あれ?マックスが曲がらずに直進していく!?」
ワイルダー「違う!そっちじゃない!こっちだ!こっち!!」
ジョー「おーーい!戻ってこい!」
ブルベン「あーあ、いっちゃった・・・」
魔改造したルイガノFが暴走機関車に早変わりしてしまい、もはやだれの声も聞こえていない。
マックス「よし!このままあさむらいちご園まで一気に行くぜ!オラオラオラ!!!」
一人で暴走するマッドマックス。
そのころあさむらいちご園では・・・
プリメラの謎の行動。
ソフトクリームを食べて店内で涼んでいるメンバー達。
ウォルター「無茶しやがって」
ワイルダー「どこまで行ったんだろう」
プリメラ「荒野に消えたマックス・・・」
そして・・・
生きて帰ってきたマックス。
マックス「はぁはぁ・・・みんな・・・待たせたね・・・スマヌ」
ウォルター「あさむらいちご園へ曲がらずにそのまままっすぐ行ってしまった時、後ろから声をかけたんだけど・・・やっぱり聞こえなかったか」
クライシス「どこまでいったの??」
マックス「つけ麺のお店の辺りで気付いて引き返してきたよ・・・疲れた」
ライド終了後、ストラバの走行記録を見ると、マックスの走行距離だけがみんなよりも17km長くなっていたことが判明した。
まさに暴走機関車マッドマックス・・・