天国から還ってきた男 マッドマックスの微妙な冒険

残された僅な時間を更に削って死に急ぐマッドマックス。これは彼の命が燃え尽きて灰になるまでの記録である。全ては時の中に…

ケープコッド

マックス VS モンティナ #7

【雲雀峠のブレイク・ダンシング】 1週間後 マックスとモンティナは前回と同じスタートラインに並んでいた。マックスのバイクは、アッシュから借りたカーボンキラーと呼ばれる軽量アルミバイクだ。 マックス「・・・いくぜ?」 モンティナ「負けないぞ!」 …

マックス VS モンティナ #6

【強者の条件 打倒醤油派】 クルマのフロントガラスに大粒の雨が叩き付けられ、遠くから雷鳴が微かに聞こえてくる。 アッシュがワイパーの速度を上げて、フロントガラスの雨水を弾き飛ばす。 マックス「積もる話はまだまだあるが・・・そろそろ本題に入って…

マックス VS モンティナ #5

【Remember Cape Cod】 暗闇の声「やれやれ、もっと早く戻ってくると思っていたのに、随分と待たされたよ」 暗闇の中に居る誰か・・・その声をマックスは知っている。優しくて懐かしい声。決して忘れてはいけない声。 マックス「・・・・・・・・・・」 マッ…

【ケープコッド編#10】 双子座のリージョン

【Seventh Heaven】 ドアをノックするが返事はない。 もう一度ノックする・・・が、やはりなんの反応もない。出かけることはできないはずだ。 何かあったのか? アッシュ「・・・モンティナ?」 ノブを掴む手に力を込めてゆっくりと回してドアを開ける。病室…

【ケープコッド編#9】 闇が深くなるのは・・・

【隣り合わせの生と死】 病院のロビーに入ると直ぐに面会の受付を行うことにした。面会の時間は後僅かだがなんとか間に合ったようだ。 病院受付「どなたのお見舞いですか?」面会時間ギリギリに来た私にも嫌な顔せず応対してくれる。黒ずくめの男「モンティ…

【ケープコッド編#8】 逢魔が刻

【祈り】 夕日が鮮やかな赤焼けから血の色に変わる頃・・・ 駅から出てきた黒ずくめの男がタクシーに乗り込んだ。目的地を告げてタクシーが走り出した時、少しだけ緊張が緩む。 黒ずくめの男「到着する頃には陽は完全に沈んでいるな」 車窓から水平線に沈ん…

【ケープコッド編#7】 全ては時の中に・・・

【破滅へのカウントダウン】 もう限界だな 絶え間ない激痛、満足に動かすことができない身体、そして・・・完全に動かなくなった左腕痛みを認識し始めてから常に痛みに苦しみ続けている。 最初は命あることに感謝し、早く完治することを願って耐えることがで…

【ケープコッド編#6】 永遠の悪夢

【ラビリンス】 夢 夢を見ている 終わりのない夢 -暗闇- ・・・・・・・・天井・・・・・・・?・・・どこかの天井が見える・・・・・・・・・・・・・・ここはどこだったかな?・・・・ 私は仰向けになって天井を見上げていた。あれは点滴?・・・腕にチ…

【ケープコッド編#5】 黄昏のケープコッド

【時の止まった場所】 ”私”はバイクを走らせる。エメラルドグリーンの綺麗な海が続く海岸沿いの国道を独り走り続ける。 太陽は既に傾き、気温も下がって肌寒くなっていた。ケープコッドに辿り着くころには何時になっているだろう。幸いにもこの道は交通量も…

【ケープコッド編#4】 アッシュと雨宿り(ジョージタウンの惨劇)

【ツーフィンガー】 少し暗めの店内にはジャズピアノの曲が流れている。この曲は何度となく聞いているが不思議と飽きが来ない。 お店の調度品はどれも一般的jなもので揃えてある。アッシュによると、落ち着ける場所がこの店のコンセプトらしい。 アッシュ「…

【ケープコッド編#3】 Pray

【再会】 不思議だな。あれからもう何年も経ったような懐かしさを感じる。 この辺りは何も変わっていない。駅周辺が再開発で変化し続けているのに、ここらは取り残されたようだ。 しばらく辺りを眺めた後、お店のドアの前まで来たのだが・・・急に怖気づいて…

【ケープコッド編#2】 RIDE ON TIME

【青い水平線を・・・】 と、意気込んで走ったものの、まだ時間が早いので寄り道することにした。 黒崎、八幡周辺は私のいつものツーリングコースだ。 何故ここら辺がツーリングコースかだって? それは大人の事情という奴だ。 スペースワールドか・・・。 …

【ケープコッド編#1】 Maybe tonight ・・・

【相棒:ZZ-R250】 今日はどこへ行こうかな・・・ 相棒のZZ-R250の燃料タンクは満タンにしてある。ここに引っ越してから暫くの間、忙しくてまったくツーリングに行ってない。バッテリーがそろそろヤバイ&土曜日ということもあり、ツーリングに出かける…