アイツが天国から還ってきた 夢幻のマッドマックス Millennium編

The goal of all life is death. 凄惨な事故による心肺停止状態から仮初めの命を与えられ、アイツが天国から還ってきた。アイツは夢か幻か?だがアイツは残り少ない時間を自ら削って死に急ぐ。これはアイツの命が燃え尽きて灰になるまでの記録である。この命の終焉の刻まであと僅か・・・全ては時の中に・・・

ホワイト・パーシュート・スペシャル(仮名)

 今日のマックスは非番。私も非番。というわけで朝から特にやることがありません。このため私は自分のバイク「インターセプター」のメンテナンスのためにガレージへ。

 ちなみに、これがインターセプターです。

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 インターセプターには11速用のホイールにスペーサーをつけて10速のスプロケを装着していたのですが、ホイールに振れが出たのでとりあえず交換しておくことにしました。

 交換するのは、アメリカンクラシックのディープホイールです。いや~懐かしいな~1年以上はガレージにほったらかしにしてたのでキチント回るのか心配でした。

 手早く作業を済ませてからテスト走行に行くことにします。そこへマッドマックスがやってきました。

「モンティナ、俺のニューマシンはもう仕上がってる?」

「ん?ああ、お前の無茶な注文に苦労したがな・・・もう乗れるぞ」

「さすが俺の専属メカニック。よし、テスト走行を兼ねてツーリングに行こうぜ!」

 こうして、メンテナンスが終わった私のインターセプターと、マッドマックスのニューマシンであるホワイト・パーシュートスペシャル(仮名)の2台のマシンが荒野に解き放たれた・・・。

 

 ホワイト・パーシュートスペシャル(仮名)はLGS-RCNをベースにマックス専用にカスタマイズしたものである。実のところ、マッドマックスは今までフルカーボンバイクを所有しておらず、これが初めてのフルカーボンバイクとなる。

 メインコンポは105だが、一応「ルイガノ」ブランドのハイエンドカーボンロードバイクである(^_^.) まあ、これ以上のバイクは「ルイガノ」ではなく「ガノー」というブランド名になるという仕組みなのだが・・・まあハイエンドはハイエンドだ!

 シフトチェンジ、ブレーキ、コーナリング等を一通りテストするには峠にいくのが速いということで、峠道を突き進む私とマックス。

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ひたすら進む。

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「マックス・・・ここはどこなんだ?」

「・・・さっぱりです」

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「右手をご覧くださいませ。日本海が見渡せます~。左手には沢山の緑がございます~」

「わかった、わかった。あの建物はなんだろうな?マックス」

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「アンテナが沢山あるな?携帯電話の基地局?テレビ中継施設か?」

「そんなとこだろうな。おお!見ろよ!日本海に離島が見えるぞ!!あれって何て島だったかな?モンティナ」

「わからないよ。というか小さな無人島だろ」

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ここはどこなんだろう・・・?

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ここはどこ?私は誰?

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「マックス、あの建物の前で休憩しようぜ」

「看板があるな・・・監視カメラ作動中と書いてあるぞ!」

 

キョロキョロ×50回

 

 2人で監視カメラを探すが見つからない。いや、見つけてどうするんだ?という疑問もあるが・・・。

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おお~海だ!日本海だぞ!

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 というわけで電波中継施設の前で休憩。逆光でブラック・パーシュートスペシャルに見えるが、これはホワイトである。

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 この直後、物凄い数の虫の攻撃を受けて、私とマックスは急いで逃げ出すことになった・・・。

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