アイツが天国から還ってきた 夢幻のマッドマックス Millennium編

The goal of all life is death. 凄惨な事故による心肺停止状態から仮初めの命を与えられ、アイツが天国から還ってきた。アイツは夢か幻か?だがアイツは残り少ない時間を自ら削って死に急ぐ。これはアイツの命が燃え尽きて灰になるまでの記録である。この命の終焉の刻まであと僅か・・・全ては時の中に・・・

グリーンパークリレーマラソン マッドマックス・ハイレッグ#7

【マッドマックス、空気の読めない男】

2回目の出走から戻ってきたマックスは既に体力の限界であった。
悪いことに、その後2人走ったら3回目の出走となる。この短時間では回復などできない・・・ここまでか・・・。
そんなときである!顔面蒼白なマックスをみかねたチームメートから順番を交代してくれるという申出があったのは!
マックスの出番はアンカーとなった。なんとか回復することができる。
マックス「みんな・・・ありがとう」
モンティナ「アンカーはコースの最後が変更になるから気をつけろよ。リレーゾーンに戻ってきては駄目だぞ」
マックス「了解、フィニッシュの方へ走っていくんだな?」
モンティナ「そうだ。いいか?こっちに戻るなよ?フィニッシュの方へ行けよ?わかったな?絶対にこっちに戻るなよ!いいな?こっちにも・ど・る・な・よ!!」
マックス「・・・・・えっと・・・・それは遠まわしに戻って来いということ・・・・かい?」
モンティナ「空気を読めばいいんだ」
 そんなやりとりのあと、ついにアンカーであるマッドマックスに襷が渡された。

そして・・・再びマックスがトラックへ戻ってきて芝生のゾーンへ入ってくる!お約束のリレーゾーンへは・・・・来ない!

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 フィニッシュに向かってラストスパートに入るマッドマックス・・・?ん?
 リレーマラソンではフィニッシュのときはチーム全員がコースに入って一緒にフィニッシュすることができるのだ。

ところがだ!!!

 違いのわからない男・・・じゃなくて空気の読めない男マッドマックスは出迎えのチームメートを見ると、よせばいいのに格好つけて更に加速したのだ!!

モンティナ「ストップ!ストップ!マックス!全員でゴールだ!」
マックス「なぬ!?!?!?!?聞いてないよ~」
モンティナ「言ってないけど、空気読めよ~~」
なんとかギリギリで踏みとどまってみんなでフィニッシュ!!!

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