アイツが天国から還ってきた 夢幻のマッドマックス Millennium編

The goal of all life is death. 凄惨な事故による心肺停止状態から仮初めの命を与えられ、アイツが天国から還ってきた。アイツは夢か幻か?だがアイツは残り少ない時間を自ら削って死に急ぐ。これはアイツの命が燃え尽きて灰になるまでの記録である。この命の終焉の刻まであと僅か・・・全ては時の中に・・・

【ケープコッド編#9】 闇が深くなるのは・・・

【隣り合わせの生と死】

病院のロビーに入ると直ぐに面会の受付を行うことにした。
面会の時間は後僅かだがなんとか間に合ったようだ。

f:id:MAD-MAX:20170622235820j:plain

病院受付「どなたのお見舞いですか?」
面会時間ギリギリに来た私にも嫌な顔せず応対してくれる。
黒ずくめの男「モンティナ・・・モンティナ・Mです。彼の友達です」
病院受付「モンティナ・M様ですね。確認しますので少々お待ちください・・・・・・・・確認できました。ではこちらにサインをお願いします。」

ボールペンを受け取ると指定された箇所へサインする。

 

病院受付「ランケスター・アッシュ・Mさん・・・珍しいお名前ですね」
アッシュ「フフ、そうでしょ?ランケスターとは橋の名前からとったものなんですよ」
病院受付「橋・・・ですか。あ、マックスさんの病室は3階の307号室です。そちらのエレベーターをご利用ください」
アッシュ「どうもありがとう」

エレベーターを使って3階へ向かう。

3階に到着すると静かにエレベーターの扉が左右に開いていく。

そして、直ぐにモンティナの病室を探し始める。
アッシュ「304・・・305・・・306・・・・・・・・ここか・・・307」
 無機質な白いドアには307号室 患者氏名「モンティナ・M」とある。

ここに間違いない。意を決してドアをノックする。