【ケープコッド編#9】 闇が深くなるのは・・・
【隣り合わせの生と死】
病院のロビーに入ると直ぐに面会の受付を行うことにした。
面会の時間は後僅かだがなんとか間に合ったようだ。
病院受付「どなたのお見舞いですか?」
面会時間ギリギリに来た私にも嫌な顔せず応対してくれる。
黒ずくめの男「モンティナ・・・モンティナ・Mです。彼の友達です」
病院受付「モンティナ・M様ですね。確認しますので少々お待ちください・・・・・・・・確認できました。ではこちらにサインをお願いします。」
ボールペンを受け取ると指定された箇所へサインする。
病院受付「ランケスター・アッシュ・Mさん・・・珍しいお名前ですね」
アッシュ「フフ、そうでしょ?ランケスターとは橋の名前からとったものなんですよ」
病院受付「橋・・・ですか。あ、マックスさんの病室は3階の307号室です。そちらのエレベーターをご利用ください」
アッシュ「どうもありがとう」
エレベーターを使って3階へ向かう。
3階に到着すると静かにエレベーターの扉が左右に開いていく。
そして、直ぐにモンティナの病室を探し始める。
アッシュ「304・・・305・・・306・・・・・・・・ここか・・・307」
無機質な白いドアには307号室 患者氏名「モンティナ・M」とある。
ここに間違いない。意を決してドアをノックする。