マックス VS モンティナ #5
【Remember Cape Cod】
暗闇の声「やれやれ、もっと早く戻ってくると思っていたのに、随分と待たされたよ」
暗闇の中に居る誰か・・・その声をマックスは知っている。優しくて懐かしい声。決して忘れてはいけない声。
マックス「・・・・・・・・・・」
マックスの思考が停止する。混乱して正常な判断ができない。
暗闇の中からゆっくりと歩み出てくる声の人物。その人物は全身黒づくめだ。
マックス「・・・」
マックスは未だ声を出すことができない。
暗闇の声「ん?どうしたんだ?私の顔に何かついているのか?」
マックスの表情は・・・驚きと嬉しさと懐かしさと悲しみの入り混じった感情で上手くまとまらない。
マックス「・・・アッシュ?」
やっとの思いで出した声・・・それは声の主の名前だった。
アッシュ「やあ・・・久しぶりだね、マックス。いや、今はマッド・マックスと呼ぶ方が正しいのかな?」
マックス「まさか・・・有り得ない・・・でも・・・お前はあの時、確かに・・・ケープ・・・・死・・・」
アッシュ「フフッ、誰かさんの真似をするとだな・・・地獄から蘇った男ってところかなぁ~?」
マックス「・・・アッシュだ。これは夢か?・・・・いや夢でも良い・・・夢なら覚めるな・・・頼む・・・覚めないでくれ」
アッシュ「おいおい、どうしたんだよ?センチメンタルになってさ。いいんだよ、細かいことは気にするなって!な!」
※万一、アッシュについて詳しく知りたい場合はブログの「ケープコッド編」をご覧ください。ただし、ケープコッド編は未完成です。