マッドマックスの夏休み シーズン2 #1
【危険人物登場】
俺はマックス。
フルネームはマッドマックスだ。多分、マッドが名字で、マックスが名前なんだと思うが、このブログの作者がいい加減だから正確にはわからない・・・まあ、細かいことは気にするな!
無理やり漢字表記にすると魔泥麻楠とか馬土幕巣とか・・・うーん、なんだか大昔の不良が使ってた「夜露死苦」と同じ匂いがするのでやめとこう。
一応このブログの主人公ということになっている。
最近、このブログの読者様は俺の事をお茶目な奴だと思っている人が増えているようだが、一昔前はアウトローなモヒカンやヒャッハーーーな連中とカーチェイスや銃撃戦をやらかしていた、泣く子がもっと泣くハードボイルドな奴なんだぜ。
そこのところを今度のライドでキチンと思い出してもらわないと。
(某集合場所)
マックス「マックス一番乗りーーーー・・・・じゃあないな・・・なんてっこったい」
今回のライドの参加者は5名だが、集合場所には既に3名集まっていた。
このライドを企画したフルクラー、そしてクライシスはお馴染みなのだが、私の知らない参加者が1名居たのだ。
その参加者はオレンジ色で山口県内の有名サイクルショップ等のスポンサー名がプリントされている某実業団のサイクルジャージを着ており、しかもバイクはリドレーのフェニックスSLで、体形は完全なヒルクライマーといういかにも「速ぜ!」オーラが滲み出ている。
この時、マックスは精神に巨大なプレッシャーを感じていた。
マックスは直感した。この人は危険だ・・・非常に危険な臭いがする。油断するとや(殺)られるぞ・・・こりゃあ。
危険人物「はじめまして!デイジーです!今日は宜しくお願いしますね~」
あれ?意外と普通だな?俺の勘違いかな?・・・いや、これは罠だ。罠に違いない!油断させておいて不意打ちを狙っているに違いない。俺は騙されないぞ。気を付けないとや(殺)られる!
マックス「は、はじめまして。マックスです。ベイマックスです。宜しくお願いします」
マックスはいつ攻撃されても対応できるように、さり気無くガードポジションを取りつつ挨拶する。
デイジー「ベイマックス?フルクラーからはマッドマックスと聞いていましたよ?」
マックス「ああ、いろいろあって・・・今日はベイマックスです」
デイジー「今日は・・・???」
デイジーの頭にはクエスチョンマークが浮かんでいるに違いない。
マックス「細かいことは気にしないでくださいね」
デイジー「はい!気にしません!」
あれ?もしかして本当は素直な良い人なのか?・・・いや、これは罠だ。そう見せかけておいて必殺技を出してくるに違いない。騙されないぞ。
実業団ジャージ、フェニックスSL、上級ヒルクライマー体形と三拍子揃ったデイジーに恐怖で脚が震えるマッドマックス。
もはやマッドマックスの命は風前の灯であり、天国へ逆戻りするのは時間の問題であった。
ファンタジーライトノベル風ブログ「マッドマックスの微妙な冒険」の残された投稿もあと僅か・・・全ては時の中に・・・