マッドマックスと愉快な仲間たち 梨狩りライド編#2 マッドマックスVSスカーフェイス
某ヒクルライムのスタート地点の近くの自販機で休憩する一同。
この自販機には珍しい缶入りのコーラとアクエリアスがあったので買ってみることに。どちらも500mlと350mlの2種類あるのだが、値段は量に関係なく130円である。
当然、大きい方を選ぶフルクラーとウォルター。
やはり自転車乗りにはコーラが似合う。
デイジーはファンタグレープ、マックスはアクエリアスをゲット!
その横にはどう見ても壊れている煙草の自販機がある。
マックス「誰かの貯金箱か?」
自販機型の貯金箱の上にはスズメバチの巣が!
マックス「ああ!スズメバチの巣だ!!」
デイジー「本当だ!」
ウォルター「それはもう退治された後ですね~」
マックス「いったい誰が・・・」
その時、みんなの後ろから声が聞こえた。
後ろの声「ああ、それなら俺が退治しといたぜ!」
みんなが後ろを振り向く
マックス「スカーフェイス!?何でココにお前がいるんだ!」
スカーフェイス「暇だからさ、何となくヒルクライムしてきたんだ」
相変わらず神出鬼没だ。
フルクラー「この人が噂の刺身醤油!?」
ウォルター「謎の刺身醤油の人?」
デイジー「キャアアァァーーー!あなたがスカーフェイスさんですか!?サインください!!」
フルクラー&ウォルター&マックス「えええぇぇぇぇーーー!!」
なぜだ!?なぜスカーフェイスのサインを欲しがる!?神よ!こんなことがあっていいのですか!?
スカーフェイス「お安いご用だ!フフフ、俺も有名になったものだな~あっははは~」
バックポケットからサインペンを取り出して、デイジーのジャージにサインするスカーフェイス。
何故バックポケットにサインペンを入れているんだ?
この分だと、きっと刺身醤油の小瓶も持ち歩いているに違いない・・・
デイジー「スカーフェイスさん!ありがとうございます!」
スカーフェイス「何のこれしき!あ、お前らにもサインしてやろうか?」
その他一同「遠慮します」
スカーフェイス「そうか?ところでマッド、お前らこれからどこに行くんだよ?俺暇なんだよな~」
いかん・・・こいつは俺たちに付いてくる気だ。スカーフェイスは平和なライドを恐ろしい修行に変える名人なのだ。こいつが梨狩りに付いてくる事だけは回避せねば・・・
なんとかこいつを振り切る方法は無いだろうか?
マックス「実は俺らもこれからヒルクライムするんだよ」
他のメンバーにウィンクするマックス。どうやら意図は伝わったようだ。
フルクラー「そうそう!ヒルクライムするんだよ」
ウォルター「久しぶりのヒルクライムだな~」
デイジー「ええー?私は聞い・・・ムググ」
デイジーの口封じをするマックス。
スカーフェイス「そうだったのか!よし一緒にヒルクライムしようぜ!」
マックス「決まりだな。みんな、スタート地点に移動するぞ~」
スカーフェイスを先に行かせている間にみんなでミーティング開始
【作戦内容】
マックスがスカーフェイスの相手をしてヒルクライムしている隙に、他のメンバーは最初の分岐点を左に曲がって進み、その後マックスが合流する。
マックス「カウント始めるぞ!5・4・3・2・1・GO!!」
スカーフェイスとマックスがスタートダッシュで一気に加速していく!!
スカーフェイス「オラオラオラオラ!!!」
マックス「アブアブアブアブ!!!」
他のメンバーは普通に走り始めて、2人を見送る。
ウォルター「あ~行っちゃったな~」
フルクラー「無茶しやがって・・・・」
デイジー「あの2人、もう見えなくなりましたねぇ~」