アイツが天国から還ってきた 夢幻のマッドマックス Millennium編

The goal of all life is death. 凄惨な事故による心肺停止状態から仮初めの命を与えられ、アイツが天国から還ってきた。アイツは夢か幻か?だがアイツは残り少ない時間を自ら削って死に急ぐ。これはアイツの命が燃え尽きて灰になるまでの記録である。この命の終焉の刻まであと僅か・・・全ては時の中に・・・

スカーフェイスと愉快な仲間達#2  カルスターのサンドイッチ VS あんパン

そんなこんなでスカーフェイスとデイジーは長門から美祢に向かって再び走り出す。

途中にある梨の選果場で休憩することに。

デイジー「ここで補給しとかないと壁がキツイですよね」

スカーフェイス「水分補給はしっかりしとかないとな。というわけで俺も何か飲むかな・・・ん?トマトジュースなんてレアアイテムがあるじゃねか!!!

デイジー「ええ?トマトジュースですか?私、トマトは食べれるけど、トマトジュースはドロドロして苦手です」

スカーフェイス「好き嫌いはダメだぜ、デイジー。ポチっとな」

ガラガラ・・・ゴトン

自販機からペットボトルを取り出すスカーフェイス。そして徐に腰に手を当ててゴクゴクと飲みだす!

スカーフェイス「プハーーーー!!やっぱこんな寒い日ははちみつレモンに限るぜ!!!」

デイジー「なんですとーーーー!?!?トマトジュースじゃなかったんかい!!!」

スカーフェイス「いいんだよ!細かいことは!!!

デイジー「・・・・はあ~。私はココアにしよう。1000円札を・・・あれ?出てきちゃった?」

何度も自販機に1000円札を入れるが吐き出されてくる。

スカーフェイス「ほれ、この500円玉を使いな。俺もココア飲むからさ」

デイジー「いいんですか?ありがとうございます!スカーフェイスさん」

温かいココアを握りしめて手を暖めるデイジーとスカーフェイス

デイジー「甘くて美味しい!」

スカーフェイス「なかなか美味いな!あまーーーいぜ!」

最後の補給が終わり、今日のメインイベントである秋吉台の壁へと向かう。

f:id:MAD-MAX:20171027210953j:plain

スカーフェイス「到着したぞ、ここが噂の秋吉台の壁だ」

デイジー「先が見えないですね・・・」

スカーフェイス「そんなに長くないから安心しろ。デイジーなら登れるさ」

デイジー「だといいんですけどね・・・」

スカーフェイス「ふむ・・・アドバイスしてやる。最初からファイナルローを使うんだ」

デイジー「ええ?最初からですか?」

スカーフェイス「ああ、出し惜しみ無だ。最初から最後までファイナルローで行け」

デイジー「ダンシングはどうしたらいいでしょう?」

スカーフェイス「ダンシングは極力つかわないようにしろよ」

デイジー「わかりました!やってみます!」

f:id:MAD-MAX:20171027210956j:plain

f:id:MAD-MAX:20171027212525j:plain

スカーフェイスのアドバイクのとおり最初からファイナルローを使って上り始めるデイジー。

この秋吉台の壁は上っていくと急激に斜度が上がるというエグイ坂なのだ。序盤で脚を使い過ぎると後半脚がパンパンになってしまう。

f:id:MAD-MAX:20171027211000j:plain

マイペースで上るデイジー。段々と斜度が上がってペースが落ちていくが、根性でペダルを回し続ける!

f:id:MAD-MAX:20171027211010j:plain後半、既に脚は限界となり、心肺も限界に達している。しかし、精神力でペダルをひたすら回し続けるデイジー。

f:id:MAD-MAX:20171027211003j:plain

途中のロータリーを周回して呼吸を整える。もう少しで頂上だ。

スカーフェイス「もう少しだ!お前のド根性を魅せてみろ!!!」

デイジーは呼吸が苦しくて返事ができない。

f:id:MAD-MAX:20171027211009j:plain

そして展望台へ続く最後の坂を上り始める。

そして・・・・・・ついにゴール!!!

f:id:MAD-MAX:20171027211017j:plain

ゴール後にベンチで蹲るデイジー。燃え尽きて灰になってしまったようだ。

デイジー「やった・・・足を着かずに登れた・・・」

スカーフェイス「やったな!これで晴れてビギナー卒業だ!そして、ようこそ変態の世界へ!!

フルフルフル・・・・

首を思いっきり左右に振り回すデイジーであった。

 

その後、展望台のカルスターで休憩することに。

f:id:MAD-MAX:20171027211106j:plain

カルスターといえばサンドイッチでしょう。

石窯サンドイッチとカフェラテをチョイス。

f:id:MAD-MAX:20171027211020j:plain

デイジー「ここのサンドイッチ美味しいですねぇ!」

スカーフェイス「ああ!美味いな!綺麗な景色を眺めながら食べると更に美味いよな!」

もう少し気温が高ければソフトクリームもオススメである。

デイジー「修学旅行生が多いですね!」

スカーフェイス「そうだな、あちこちで記念写真撮ってるぞ。やっぱりここは別世界だ。」

f:id:MAD-MAX:20171027211030j:plain

f:id:MAD-MAX:20171027211032j:plain

f:id:MAD-MAX:20171027211036j:plain

デイジー「スカーフェイスさん、自転車を交換して乗って見ませんか?」

スカーフェイス「いいねぇ!是非とも!見せてもらおうか・・・リドレーフェニックスの実力を!!」

自転車を交換して走り始める。

スカーフェイス「おお!良い加速だ!ガンガン踏めるぞこのバイク!」

さらにドロップを握ってゴールスプリントばりにダンシングして加速するスカーフェイス

スカーフェイス「ひゃっはーーーーー!イイネ!これ良いわ!!」

暫く走ってから、信号で止まろうとするとチェーンリングのインナー側からチェーンが落ちてしまった。

スカーフェイス「あれ?チェーン落ちしたぞ。そういえばさっきデイジーが乗っていたときもフロントのチェーン落ちがあったな」

デイジー「FDとフレームの相性の問題だそうです」

スカーフェイス「とりあえず、FDのストロークを調整して様子を見よう」

携帯ツールで手早くFDのストローク調整するスカーフェイス

スカーフェイス「これで良し!もう大丈夫だろう。乗って見な!」

デイジー「さすがスカーフェイスさん!ありがとうございます!」

f:id:MAD-MAX:20171027211029j:plain

そして無事にゴール地点へ到着。

デイジーを見送ってから、再びクロスバイクに乗るスカーフェイス

スカーフェイス「今日は平和なライドだったな。マッドマックスは今も地獄で強制労働だろうな。ふむ・・・差し入れにカルスターのサンドイッチを持って行ってやるか!・・・・と思ったが、俺たちの分でサンドイッチは売り切れだったな。しゃあないな~あんパンでも買って持って行ってやるか!!

 

刺身醤油派のスカーフェイスは今日も行く。