山口シクロクロス第2戦 深坂#1 【天国への片道切符】
ウォルター「山だろ」
マッドマックス「山だな」
クライシス「やまだ」
スカーフェイス「ブルベン?」
【遡る事年末の寒い日】
山口シクロクロス第2戦に既にエントリーしているマッドマックス、第2戦からエントリーすることになったクライシス、通りすがりの野次馬スカーフェイスは、ウォルターが見つけてきた深坂で行われた過去のレースの動画を見ていた。
マッドマックス「なんじゃこりゃ!?どう見ても山の中のシングルトラックじゃねーか!!」
ウォルター「シクロクロスというよりもマウンテンバイクのコースだ」
スカーフェイス「なんか超萌えるコースだな!」
マッドマックス「俺もシクロクロスは県外遠征を含めて何度も出ているけど・・・普通はシクロクロスバイクに乗ったまま走れる平原や丘をベースにして、1カ所以上はバイクを降りなければならないシケイン等を配置するんだけど・・・ここは完全に山の中だ」
第1戦のリフレッシュパークもかなりハードなコースだったのだが、それを遥かに上回るトンデモコースに怖気づくマッドマックス。
ウォルター「このコースはシクロクロスよりもMTBで走った方が良い思う」
スカーフェイス「うむ。どう見ても山の中だしな。小川を突っ切るところもあるしMTBの出番だな」
マッドマックス「やれやれ・・・第1戦リフレッシュパークでの落車の怪我が完治したばかりだというのに・・・今度こそ片道切符で天国に逝っちまうことになりそうだな」
スカーフェイス「安心しろマックス!!盛大な葬式をあげてやるからな!」
マッドマックス「お前の生暖かい友情には嬉しくて涙が出てくるぜ」
この世に別離の言葉を呟きつづけるマッドマックスであった。
そして無情にもその日はやってきた。