アイツが天国から還ってきた 夢幻のマッドマックス Millennium編

The goal of all life is death. 凄惨な事故による心肺停止状態から仮初めの命を与えられ、アイツが天国から還ってきた。アイツは夢か幻か?だがアイツは残り少ない時間を自ら削って死に急ぐ。これはアイツの命が燃え尽きて灰になるまでの記録である。この命の終焉の刻まであと僅か・・・全ては時の中に・・・

隣り合わせの落車と青春#1 【本日天気晴朗ナレドモ波高シ】

日時:某年某月某日

場所:大分県国東半島

天候:本日天気晴朗ナレドモ波高シ

 

 祝日の午前4時。神様だってまだ寝ている時間に目覚ましアラームに叩きおこされて出発したマッドマックス。高速道路を西へ、南へとひた走る。目的地は国東半島。そうアレだ、アレが今年もやってきたのだ。ODKの定例行事ツールド国東に参加するのだ。

 前日、山口県は雨。この分だとツールド国東当日も雨かも?と思っていたのですが、空は晴れまたは微妙に曇りでした。因みに去年は前泊しました。思えはあれから1年経ったんだな。

 私が到着した頃には、既に多くの参加者が集まっており、会場は怪しげな熱気に包まれていました。

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 到着してまず最初にしたのは、会場の一角にあるサイクルショップの商品から掘り出し物を見つけることでした。いやあ、これは萌えますね!思わずバーテープ2個とアームカバーを買ってしまいました。本当は「エイリアンか!?」と突っ込みたくなる激安エアロヘルメットも欲しかったのですが、なんとか思い留まりました。

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 私がエントリーしたのはAコース160キロ。山あり谷あり突風ありと盛りだくさんなコースです。9時スタートということで、ゆっくり走って、のんびり休憩できる時間はあまりありません。

 ということでブルベンから「昼ご飯のエイドポイントまでは真面目に走ろう!」というチームオーダーがありました。街中を笑顔で駆け抜けるパレードランが終わって、山の中に突入。しばらく粛々と山登りをしていたのですが、そこに東行庵で良く見かける某鬼脚チームの人達が我々を追い抜いて軽快に坂道を上っていくではありませんか!チームオーダーは真面目に走る!ということだったので、条件反射で追いかけるマックス、スパロウ、ベンジー。まだスタートから10キロ過ぎたくらいで既にODKはバラバラに空中分解してしまいました。

 その後、アップダウンを何度も繰り返すコースに怯みつつ、恐ろしい向かい風に苦しみまくりながらエイドを目指して走ります。

 だがしかし!!!

 行けども行けどもエイドがやってきません!!いったいどうなってんだ!?他のサイクルイベントの感覚で参加したため、ボトルの中身は空・・・しかも、いつのまにかチームメートのスパロウとベンジーが行方不明となっており水分補給ができません。

脱水症状でまさかのリタイヤか?と思い始めていたころ最初のエイドへ到着しました。

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 このエイドでご当地スペシャルカボスドリンクで水分補給!!生き返った!!スパロウ、ベンジーとも合流して、イチゴやバナナを沢山食べて暫く休憩しならが、他のメンバーが追いついてくるのを待ちました。

スパロウ「時間かかりそうだから次の昼ご飯エイドで待たない?あそこ行列できるからさ」

マックス「そうだなぁ~遅くなると大行列ができて目ぼしい食べ物が無くなるからな」

ベンジー「ライン入れときましょう」

全会一致でランチエイドで待つこととなり、出発する3名。

マックス「恨まないでくれよ・・・ブルベン、ウォルター、クライシス、ドライデン。お前らのランチは俺たちが確保しておくからな!!」