アイツが天国から還ってきた 夢幻のマッドマックス Millennium編

The goal of all life is death. 凄惨な事故による心肺停止状態から仮初めの命を与えられ、アイツが天国から還ってきた。アイツは夢か幻か?だがアイツは残り少ない時間を自ら削って死に急ぐ。これはアイツの命が燃え尽きて灰になるまでの記録である。この命の終焉の刻まであと僅か・・・全ては時の中に・・・

山口県萩市猫寺偵察#3 【Ashes to ashes, Dust to dust.】

We therefore commit his body to the ground;earth to earth, ashes to ashes, dust to dust.

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モンティナ「ここで立ち止まっていても仕方がない。先に進もう」

モンティナ、スカーフェイス、マックスはゆっくりと長いストレートを進んでいく。

そして左カーブを曲がると・・・。

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マックス「ここは・・・俺はここを知っている・・・何故だ?」

モンティナ「何か思い出したのか?」

マックス「何だか見たことがある光景・・・のような気がするんだ。ところで、昔ここで事故があったといったな・・・どんな事故だったんだ?」

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モンティナはマックスの方を一瞥すると路側帯の方へ向き直る。

モンティナ「昔、ある3連休の中日の日曜日の早朝のことだ。一人のオートバイ乗りが広島へ向かってこの道を走っていた。長いストレートが終わって左カーブを曲がり、続いて右カーブに備えてバイクを右にバンクさせたんだが、そこに対向車がやってきた。バイクを右にバンクさせると、必然的に体は中央線側に寄ることになる。当然対向車と距離が近づく為心理的バンク角を緩めたくなったようだが、バンク角を戻し過ぎてバランスを崩し、左側の路側帯に倒れ込んでしまったんだ」

マックス「そのオートバイ乗りは・・・どうなった?」

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モンティナ「直ぐに救急車で病院へ搬送されたんだが・・・そこから先はお前の想像に任せるよ」

マックス「そうか・・・それならいい」

スカーフェイス「何か訳ありみたいだが詮索はしないぜ。俺は細かいことは気にしない性質なんでね。さあ、先に進もうぜ!」

モンティナ「そうだな、行こうぜマックス」

マックス「・・・ああ」

 

この事故が起きた数日後

雷を伴う激しい雨の降る夜、近隣のある病院の一室でエクソシストによる悪魔祓いが行われていた。 

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マックス「ところで、今度やってくるというODKのメンバーは誰なんだ?」

モンティナ「予定では、恐ろしいことにODK1軍ブルベン、クライシス、デイジー、フルクラー、ベンジーワイルダージョーということだ」

鳩が戦車砲を食らったような顏をするマックス。

マックス「マジかよ!?ODKの化け物ばかりじゃないか!ODKは本気で侵攻する気か!?」

スカーフェイスODK1軍のモンスター達がやってくるのか?俺、サインもらっちゃおうかな?」

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この交差点を左に曲がって少し行ったところに猫寺がある。

モンティナ「あれだな、目的地の猫寺は」

マックス「招き猫が沢山あるから間違いないな」

スカーフェイス「よっしゃあああ!到着!さっそく参拝しようぜ!」

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猫の神様?仏様?サタン様?が祀ってある猫寺は、既に大勢の参拝客で賑わっていた。県外ナンバーの車も多く駐車しており、かなり広範囲に知れ渡っている有名な観光スポットになっているようだ。

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スカーフェイス「む!?なぜこんなところに一体さんが?」

マックス「一体さんっていったい何なんだよ?」

モンティナ「笑った方がいいか?」

スカーフェイス「スマン、多少反省している」

マックス「正直、俺が悪かった」