ツールド下関エキシビションクリテリウム#2 【魔改造スペシャル ルイガノF(ファイナル)】
レーススタート!!
クリートを一発で嵌めて一気に加速して先導オートバイの真後ろに着くことに成功。
他の選手もオートバイの後ろについて合図を待つ。
そして・・・レッドフラッグからブルーフラッグに変わると雪崩が起きたように全選手が一斉に加速する!
私も魔改造したルイガノで追跡開始!
このクリテリウムで使うレーサーは、きらら浜CMでも使ったルイガノである。年末セールでルイガノ3台をまとめ買いした内の一台を魔改造してレーサーにしたものだ。
ルイガノには、本格スポーツバイクブランドのガノーと、カジュアル・スポーツブランドのルイガノの2種類あり、私のLGS-RCNはルイガノブランドの唯一のフルカーボンバイクであり、ハイエンドという位置づけである。ただし、コンポは5800系なのだが・・・まあ、気にするな。
そして現在、ルイガノは本格スポーツバイクから完全撤退してカジュアル系のバイクブランドになっている。このため、LGS-RCNはルイガノブランドの最後のフルカーボンバイクとなってしまった・・・寂しい限りである。
ただ、このルイガノをそのままレースで使うのは少し厳しい。ただでさえ、エンジンがポンコツのため機材でカバーするしかないのだ。というわけで魔改造専門店モンティナであちこち弄繰り回して究極までカスタムしてピーキーになり過ぎてしまい、尚且つ前回のクリテリウムで落車してしまったことを反省して、若干デチューンして最終調整したものが現在のルイガノF(ファイナル)なのだ。
魔改造の一番のポイントはフロントフォークである。ノーマルのフロントフォークはアルミコラムのカーボンフォークであり反応が今一つ良くなかったのだが、これをメイドインジャパンのフルカーボンフォークに変更したことで飛躍的に運動性能が向上したのだ。
さて、この球場周回コースは路面に凹凸があり、砂などもあるため油断することはできない。特にコースのイン側・・・周回コースだから左側はハードに荒れているのでできれば避けたい。しかも、ところどころにマンホールもあり、乗り上げるとバイクが激しく跳ね上がる。
スタート地点にある計測ラインを通過して再びヘアピンカーブに突入する。
この時点で、私は先頭集団に位置しており走り易いのだが、虎視眈々と後ろからジャンプアップを狙ってくる選手もいるので順位はめまぐるしく入れ替わる。
3周回目
私の前を走っていた大柄の選手の挙動がおかしくなってきた。ヘアピンカーブからの立ち上がりの加速で前の選手のドラフティングにつくのに手間取っている。
マックス(これは・・・次の周回で中切れが起きるな・・・)
4周回目
予想通り前の選手が立ち上がり加速に付いていけなくなり、ハンドシグナルで私に前に出るように促す。
マックス(予想通りだ)
この事態は予想していたため、素早く後方確認して一気に加速し先頭集団の後につくことに成功した。
後続の選手はかなり脚を使ってしまったようだ。
この時点で私の前を走っている選手は2人。
その後、山口県の有力選手を先頭に後ろから果敢にオーバーテイクしてくる場面もあり、気を抜けないレースが続く。