アイツが天国から還ってきた 夢幻のマッドマックス Millennium編

The goal of all life is death. 凄惨な事故による心肺停止状態から仮初めの命を与えられ、アイツが天国から還ってきた。アイツは夢か幻か?だがアイツは残り少ない時間を自ら削って死に急ぐ。これはアイツの命が燃え尽きて灰になるまでの記録である。この命の終焉の刻まであと僅か・・・全ては時の中に・・・

ツールド下関エキシビションクリテリウム#3 【対化物専用銀の弾丸MADMAX】

対化物専用銀の弾丸MADMAX:ODK技術研究センターが対化物専用に作り上げた鉄砲玉。使い捨て又は消耗品とも言う。

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 レースが終盤に差し掛かったころ、私の後ろから人の気配が消えた。
マックス「まさか・・・?」
 恐る恐る振り返ると、私の後ろにつく選手は居なくなっており、かなり離れた位置に第2集団が見える。
これで先頭集団が私を含めて3人に絞られた。
そして計測ラインに差し掛かるとアナウンサーの実況が聞こえてきた。
アナウンサー「現在トップは・・・2位は・・・3位はODKのマックス選手です!」

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ODK応援団「いけーーー!!マックス!飛ばせ!もっと飛ばせ!!!!
マックス「オッケーー!!!」
そしてヘアピンカーブを立ち上がる。
すると1位の選手が猛然とスプリントを開始!
まだ数周回残っている段階で差を広げて逃げを決めようとしているようだ。
2位の選手がそれを追います。勿論、私も逃がすつもりはありません。
アナウンサー「1位の選手が飛び出して逃げに入った!それを2位の選手と3位のODKマックス選手が追いかけます!どうやら優勝争いはこの3人に絞られそうです!」

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ODK応援団「マックス!!逃がすな!追いかけろ!!行け!!
マックス「おおおぉぉ!逃がしてたまるか!
しかし、1位の選手は速くてなかなか距離が縮まりません。

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残り3周回
ここで私が2位の選手をパスして前に出ました。
アナウンサー「おおっと!?ここで2位が入れ替わりました!ODKのマックス選手が現在2位です!
ODK応援団「そのまま行け!マックス!!1位を追いかけろ」
マックス(いや、私が前に出たと言うよりも、この場合は前の選手が下がったという方が正しいな・・・悪い予感がする

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残り2周回
 ヘアピンコーナーを立ち上がったところで再び私が抜かされて3位となりました。
マックス(・・・やはりこの人は化物だ。銀の弾丸(アタックする体力)はもう残っていない)
アナウンサー「最終周回のジャンが鳴りました!ファイナルラップです!」
ODK応援団「マックス行け!!追いかけろ!!!」

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ついにファイナルラップに突入!