アイツが天国から還ってきた 夢幻のマッドマックス Millennium編

The goal of all life is death. 凄惨な事故による心肺停止状態から仮初めの命を与えられ、アイツが天国から還ってきた。アイツは夢か幻か?だがアイツは残り少ない時間を自ら削って死に急ぐ。これはアイツの命が燃え尽きて灰になるまでの記録である。この命の終焉の刻まであと僅か・・・全ては時の中に・・・

ヒルクライム高千穂天岩戸大会 【幻のニールプライド】

みなさん、おはこんばんちは!

 

山があったら迂回したいマッドマックスです。

私の人生は常に崖っぷち。

というか既に崖から転落しており、どこまで落ちても未だ底まで到達しません!

しかし、人生は思い通りにならないもの。

例の如く太陽が眩しかったため、何故かヒルクライムにエントリーしていました。

しかも、エントリーしてから物凄い時間が経過していたため、エントリーしたことそのものを完全に忘れ去っていた始末・・・まあ、いろいろあって参加したんですけどね。

 

どのバイクで走るか気になるところですが・・・

ここは勿論!

マッドマックスの主力戦闘機であるニールプライドですよ!

ニープラ・・・買ったは良いが出番が無いと言う、なんとも可哀想な主力戦闘機。

というか、いままで数回しかた乗っておらず、走行距離も200キロくらいか?

世の中ではこれを盆栽バイクと言うんだろうな。

というわけで、ピカピカに磨いて準備していました。

 

ところがだ!

 

マックス「ヒルクライム当日の降水確率は・・・100%だと?」

 

と、いうわけで、主力戦闘機を雨に濡らすなどとんでもない!という、もはやドリフのコントとしか思えない理由で急遽古賀ちゃんを投入することにしました。

 

古賀ちゃん・・・KOGA A-limited

まあ、普通のアルミバイクである。

このため、が降ろうが、が振ろうが、が落ちようが、コースアウトしようが、全く気にすることなく乗り回すことができるのである。

まさに、マッドマックスのインターセプターとでもいうべき、ドッグファイト専用機である。

マックス「しかし・・・ニールプライドで走るのはいつになるのやら・・・」

 

宮崎県へ前日入りしたので、一応試走しようと思ったのですが・・・既に大雨・・・というか土砂降りになっていました。

雨の中を試走する根性など全くないマッドマックス。

というわけで、名物のチキン南蛮を食べてから大人しくダラダラ過ごすことにしました。

こんな大雨の日は決まってあの曲を思い出すなぁ~♪

 

★雨にキッスの花束を★

突然アイツが言った 「結婚しようよ、すぐに」♫

街は大雨注意報 みんな急ぎ足~♪

 

ヒルクライム当日も当然大雨・・・いやあ、もう棄権して帰りたいわ。

大雨の中、ずぶ濡れになってガクガクブルブル震えながら街中をパレード走行する参加者達。

しかし、この悪天候にも関わらず、地元の人達は外で傘をさして応援してくれました。

 

スタート地点に到着した時には既に体温が低下して少しヤバイ状態でした。

しかし、なんとか耐えてスタート。

既に戦意喪失気味でしたので、あっというまに千切れて個人タイムトライアルになるだろうなと思っていたのですが・・・先頭の選手達も悪天候のためか様子見、牽制しておりなかなか本気を出さないようです。

その後、先頭のローテーションに加わって暫く走っていたのですが、ふと後ろを振り返ると誰も居ません。

心の中で「早く終われ、とっとと終われ、寒いわ、風邪引くわ、帰りたい・・・」と、負の言葉というか、文句ばっかり思い浮かべながら走っていので気づきませんでしたが、先頭集団は5人に絞られていました。

その後、しばらくは集団で走っていたのですが、斜度が上がっていくと案の定ペースアップが始まりました。

なんとか追従していたのですが、アタック合戦が始まるとやっぱり千切れてしまいました。

山嫌いのポンコツエンジンであるマッドマックスなんてこんなもんです。

 

そこから一人旅スタート。

 

結論から言うと・・・

そこからは同じカテゴリーの選手の人を抜くこともなく、逆に抜かれることもなく、単独で黙々と走って順位変わらずそのままの5位でゴールしました。

 

うーーん、何だかな。

遥々宮崎県までヒルクライムレーニンに来たような錯覚しかありません。

 

マックス「ま、美味しいチキン南蛮を食べることができたので良しとするか」

 

 

そしてマックスは、多少小降りになった雨の中、独り暗闇の荒野へと姿を消すのであった。

その後、マックスの姿を見た者は誰もいない。