山陽オートサイクルミーティング 【一人は皆のために 皆は一人のために】
某年某月某日
薄暗い会議室の中で秘密の打ち合わせが行われていた。
コニャック「早速だが黒の組織からのオーダーを伝える」
話し始めたのは俺が所属している黒の組織のエージェントのコニャックだ。黒の組織の支部的な存在がODKであり、その間の連絡調整はこいつが行っている。他にも、ウィスキー、ウォッカ、ラム、アップルジャック、ドライ・ジンというヤツも居るが・・・長くなるので紹介は省略する。
その場に集まったODKメンバー達は固唾を呑んでコニャックの次の言葉を待っている。
マックス「・・・ゴクリ・・・」
デイジー「誰が選ばれるんだろう?」
コニャック「3人チームで2組参加する。1組目は、ウォルター、フルクラー、ポッキーの精鋭チームとする。実力から言って妥当なところだろう」
一同からは何も異論はないようだ。
コニャック「そしてもう1組は、若手最強のシューマッハ、女子部員の中で1、2を争う屈指の強さを誇るデイジー、最後の1人はアミダくじで偶然にも決まってしまった・・・ちゃらんぽらんの代名詞マッドマックス。以上だ」
マックス「おい!コニャック!そのちゃらんぽらんの代名詞ってのはなんなんだよ!?」
コニャック「そのまんまだが?」
マックス「東か?」
コニャック「東でも西でもないぞ。」
マックス「じゃあ北か!?北酒場かよ!」
デイジー「まあまあ、いいじゃないの。くじびきでも選ばれたんだから」
見かねたデイジーが割って入る。
マックス「うぐう・・・喜んでいいのかな?」
デイジー「いいんだって。それはそうと・・・私のニックネームって確かアプリコットだよね?」
マックス「え?ああ、そうそう。アプリコットだね!」
黒の組織ではコードネーム以外にもニックネームが与えられているのだ。まあ、所謂偽名みたいなものであり、公にコードネームを使えない場合などに使用することになる。因みマッドマックスのニックネームの1つは亜細亜の夜明けと言う。
デイジー「でも、最近もう一人アプリコットが居るようだけどどうなってんの?」
マックス「ああ、あれね。あれには海よりも深いワケがあるのだよ!デイジーちゃん」
深いワケも何も、作者が行き当たりばったりで適当にコードネームやニックネームをつけているからこうなるのだ。良い子は真似しちゃだめだぞ!
デイジー「へぇ~・・・ワケって何?」
マックス「あ!あっ!えーとあれだ!着信だ!誰だろう?もしもし、マッドマックスです。ああ、いつも大変お世話になっております!え?急用ができたので直ぐに来い?行きます!行きますともよ!!地球の裏でも、どこへでも!」
デイジー「・・・・・・」
マックス「じゃ、そういうことで!デイジー!アディオス♡」
さっきからずっと何の音沙汰の無いスマホを握りしめて会議室から逃げ出すマッドマックス。
デイジー「はあ・・・いつもながら見事な逃げっぷりね」
ここだけの話、デイジーのニックネームは間違いなくアプリコットでした。最近ブログに登場しているもう一人のアプリコットだが、こちらは黒の組織ではなく、夏蜜柑色の組織のメンバーなのだ。因みに、マックスは夏蜜柑色の組織にも所属している。こっちの組織はアポリー、ロベルト、クワトロといったメンバーが所属しているんだが、詳しくは過去のブログを読んでくれ。
んでもってレース当日
マックス「では打ち合わせで決めた作戦でいくぞ」
デイジー「本当にいいのかな?この作戦で・・・あとで文句言われない?」
マックス「えーと、公式ルール上なんの問題もありません。チーム全員が一丸となって正々堂々と走るだけで何もやましいことなどないからね」
シューマッハ「まあ、マックスのいいようにやってよ」
デイジー「大丈夫かな・・・」
マックス「万事OK!ノープロブレム!軍師マッドマックスに任せとけって」
スタートラインに並ぶのは先鋒マッドマックス。
走る順番
先鋒 マッドマックス
中堅 デイジー
大将 シューマッハ
最初に、ちゃらんぽらんマックスが先鋒として走る。次に、マックスが限界になった段階で女子部員屈指の強さを誇るデイジーと交代して一気に順位をジャンプアップする。そして最後のゴールスプリントは若手最強のエース・シューマッハが決めるという完璧な作戦である。
この作戦が見事に成功!
1時間エンデューロ チーム3人で優勝することができました!!
そしてODKのもう1つのチームも2位となり、ODKチームがワン・ツーフィニッシュを飾ること成功!
マックス「 いやあ、みんな良い仕事したわ」
ここからはレースの様子をダイジェストでどーぞ
まずは先鋒のマッドマックスですね。
黒の組織と夏蜜柑色の組織による夢のコラボレーション!!
若手最強のシューマッハによるゴールスプリントの様子です!
デイジーも根性で順位をキープしてエースのシューマッハにバトンタッチすることに成功!
こっちは試走の様子です。
みなさん、お疲れさまでした~。
レースが終わり1人、また1人と帰宅していく。
やがて辺りは暗闇に包まれ残ったのはマッドマックス唯一人となった。
いつものように、暗闇の荒野へと一人姿を消すマッドマックス。
その後、マックスの姿を見た者は誰も居ない。