アイツが天国から還ってきた 夢幻のマッドマックス Millennium編

The goal of all life is death. 凄惨な事故による心肺停止状態から仮初めの命を与えられ、アイツが天国から還ってきた。アイツは夢か幻か?だがアイツは残り少ない時間を自ら削って死に急ぐ。これはアイツの命が燃え尽きて灰になるまでの記録である。この命の終焉の刻まであと僅か・・・全ては時の中に・・・

維新やまぐちクリテリウム#3 【V8エンジン スーパーチャージャー全開!!】

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周回を重ねる毎にペースアップする先頭集団。

某高校生チームがレースを完全にコントロールしている。その中でマックスは微妙なポジションをキープしてはいるものの、このままではゴールスプリントで勝に行くのは難しい状況だ。

マックス(何とか突破口を開かないと勝負に絡めない。どうする?いつ仕掛けるべきか?)

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ブルベン「マックス!前に出ろ!もっと前に出ろ!」

マッキ―「行け!マックス!もっとペダル回せー」

スプリンガー&シューマッハ「マックス~♪がんばれ~♪」

ODKメンバーが大声で応援してくれる。

マックス「みんな!!オッケーー!!!任せとけ!」

残り5周回。

マックス(このまま集団に埋もれてゴールするわけにはいかねーんだよ!次の下りで仕掛けるぜ!)

上りのホームストレートをターンして、下りのストレートに突入し加速していく先頭集団。

加速競争が終わって前走者のドラフティングに入って巡航する先頭集団の中で、唯一人狂ったように加速していく1台のバイクがあった。

マックス「マッドマックスのV8エンジン スーパーチャージャーの加速!見せてやんよ!!おりゃあああーーー!!!」

 今にも壊れそうなポンコツエンジンの回転数を更に30回転上げて矢のように加速していくマッドマックス&ルイガノファイナル!

一瞬で2位にまでジャンプアップしてそのままS字複合コーナーへ飛び込むマッドマックス。

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今、マックスの前に居るのは某高校生チームの中でも最強の選手唯一人。そのまま再びホームストレートを加速していくマッドマックス。

マックス(よ~し、ODK応援団の前では良い所を見せておくかな、テヘッ♪

よせば良いのにポンコツエンジンに鞭打って、更に加速してゴールラインではトップに躍り出たマッドマックス!

マッキ―「おお!ついにマックスがトップになったぞ!」

ワイルダー「いいぞ~マックス!」

ベルベン「行け!マックス!そのまま逃げろ!」

デイジー「頑張って!マックス」

シューマッハ「まっくす~がんばれ~♪」

スプリンガー「行け!マックス!」

そして皆の前を通り過ぎると、再び後ろに下がるマックス・・・うーん、セコイ

スーパーチャージャーを使うと急加速はできるのだが・・・残念なことに直ぐにガス欠を起こすという欠点があるのだ。おまけにエンジンがオーバーヒートしてしまう。

そしてついにファイナルラップを迎える。

魔のダブルS字複合コーナーを曲がってゴールスプリントに入る選手達。

その時!私の目の前の選手がコーナーで突っ込み過ぎて、コーンに接触してしまった!

あわや落車か!?という状況で、なんとか接触するのを避け、体制を立て直して最終コーナーを曲がったのだが、ここで大幅にスローダウンしてしまいトップとのタイム差が開いてしまった。

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優勝争いに絡んだのはやはり某高校生。しかし、非常に残念なことに、ほんの少しの差で惜しくも優勝を逃してしまった。

一方、マックスはエンジンがオーバーブローを起こして火を噴きながらも、構うことなくそのまま回転数を更に上げて加速していく。

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そしてフィニッシュラインを通過。

リザルトは9位(出走者40名 ※3名落車でDNF)でした。

 

 優勝争いには絡めなかったけれど、超速い高校生達を相手に戦ったということで0点ではないと思いたいところです。

 因みに、マックスのゴールスプリントの迫力ある写真を撮ってくれたのはODK専属カメラマンのマッキ―です!マッキーはスプリンガー(兄)&シューマッハ(弟)のお父さんで、いつも素晴らしい写真を撮ってくれるODKには欠かせないメンバーなのです!

 この場をお借りしてお礼を申し上げます!マッキ―!いつも素晴らしい写真をありがとう!!

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 こっちのお茶目なマックス(レース後です)を撮ってくれたのは、これまた専属カメラマン兼編集長のウォルターです。いつもODK専属写真班として駆け付けてくれてありがとう♪

 そして応援に来てくれたブルベン、デイジーワイルダー、ドライデン、アーノルドに感謝します!サンキュー!みんな!!

 

 その後、プロカテゴリーのクリテリウムを最後まで見たのですがやはり凄いですね。上りを物凄いスピードで走り抜けていくのはもはや別次元です。

 しかしこのコースはやはりヤバイですね。プロ選手でも落車が続発していましたし、エリート・一般カテゴリーを含めた全てのレースで落車があったようです。

 いやあ、正直無事に走り終えてよかった。

 

 そしていつものように、再び暗闇の荒野へと独り姿を消すマックス。その後マックスの姿を見た者は誰もいない・・・いや、居たな!

心当たりのある人!挙手!

そう!そこのあなたです(笑)