アイツが天国から還ってきた 夢幻のマッドマックス Millennium編

The goal of all life is death. 凄惨な事故による心肺停止状態から仮初めの命を与えられ、アイツが天国から還ってきた。アイツは夢か幻か?だがアイツは残り少ない時間を自ら削って死に急ぐ。これはアイツの命が燃え尽きて灰になるまでの記録である。この命の終焉の刻まであと僅か・・・全ては時の中に・・・

【Cape Cod編】マリンワールド海の中道 イルカショーマニア その名はアッシュ

夢幻のマッドマックス外伝【Cape Cod編】

久しぶりのケープコッド編です。
一応説明すると、ケープコッド編とはマッドマックス誕生前の外伝的なお話です。
このため、マックスをはじめ、レギュラーメンバーは誰も登場しません。
更に言うと、アッシュはオートバイ乗りであり、ロードバイクについての話は皆無です。マックスの中の人の過去の悪事の数々に若干興味がある人、暇な人は読んでください。

※ほぼチラシの裏に書いたような日記ですので面白くなくても苦情は受け付けません。

 

 

〇年△月×日

今日はイルカショーを観に行くため朝早く西に向かって出発した。

山口県内は快晴だった。

どこから見ても青空が広がっていた。

 

と こ ろ が だ

 

 愛車CBR250で関門橋を通過した直後、上空に暗雲が立ち込めて物凄いスコールに襲われてしまった。

アッシュ「チィ!福岡県の天気を全然見てなかった!」

ここで選択に迫られる。

 

1 尻尾を巻いて引き返す

2 大雨の中を突っ切って意地でもイルカショーを観る

3 目的地変更して北九州市のどっかに行く

 

アッシュ「2だ!2! 俺に後退とか、撤退とか、んな選択肢はねぇんだよ!」

というわけで、大雨の中レインウェア無しで高速道路を走り続けるアッシュ。

なんとか無事に高速道路から降りて市街地を走っていると信号で停車する。その間も大雨に晒されてずぶ濡れになり続けるアッシュ。

付近のクルマの中の人から憐みの視線を受けて気まずい。

アッシュ「そんな目で俺を見るのはやめてくれ・・・・惨めになるだろ」

そんなこんなでマリンワールド海の中道に到着した。

無事に到着したのは良いことなんだ。

とても喜ばしいことなんだ。

 

と こ ろ が だ

 

到着した瞬間に雨が小降りとなり、直ぐに止んでしまった。

アッシュ「・・・・・・・なんでこうなる?」

開場まで時間があるのでとりあえず建物の中で服を乾かすことにする

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窓の外を複雑な気持ちで眺める。

アッシュ「・・・・ったく・・・何なんだよ・・・俺が何したっつーのよ・・・・」

理不尽な運命を呪いつつも一つだけ良いことがあった。

この時間には気温が高くなっており、直ぐに服が乾いてしまったのである。

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f:id:MAD-MAX:20200705190118j:plainアッシュ「よし!服も乾いたしイルカショーを観に行くか!」

根が単細胞なので復活も早い。

さっきまでブツブツ言っていた奴とは思えない変わり身の早さである。

ここだけの話、アッシュは各地の水族館を渡り歩くイルカショーマニアである。どんだけマニアかというと、遠くは鹿児島市の水族館までイルカショーを日帰りで観に行ってしまったというどうしようもない奴なのだ。

前世はイルカだったのかもしれない。

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ボールの位置が高すぎるのですが、この高さまでイルカがジャンプしてタッチしていましたよ!

マジでどんだけ凄いジャンプ力!?

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アッシュ「ここのイルカショーは素晴らしい!イルカショーマニアのこの俺を唸らせる出来だ!」

ということで、大満足したアッシュであった。

イルカショーが終わったら水族館をゆっくり観て回ります。

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大雨でずぶ濡れになりながらもやってきた甲斐がありました!

というわけで最後は大好きなイルカのモニュメントをバックに記念撮影。

アッシュ「俺と相棒とイルカの3ショットにするか!」

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知らなかった

この時、誰も知らなかった

こんな平和な日々がいつまでも続くと信じて疑わなかった

不幸とは歓喜の中、静かに迫りくるものなのだ

凄惨な交通事故によりアッシュが死亡するまで残り〇日

The goal of all life is death.

全ては時の中に・・・