アイツが天国から還ってきた 夢幻のマッドマックス Millennium編

The goal of all life is death. 凄惨な事故による心肺停止状態から仮初めの命を与えられ、アイツが天国から還ってきた。アイツは夢か幻か?だがアイツは残り少ない時間を自ら削って死に急ぐ。これはアイツの命が燃え尽きて灰になるまでの記録である。この命の終焉の刻まであと僅か・・・全ては時の中に・・・

【もみじシクロクロス第3戦】 再発!恋煩い

【Recurrence of identity crisis】

皆さん、おはこんばんちは。

ちょっぴりお茶目で、恥ずかしがり屋で、死にたがり屋のマッドマックスです。

恋煩いが再発してしまってからは、寝ても覚めても彼女【天国】のことばかり考えてしまい、天国と現世の境界線上を目隠しして綱渡りする日々が続いて発狂寸前です。

どっちに落ちた方が幸せなのか微妙なところなんだけどね。

エレノアやカインに会えると思うと懐かしの天国側に落ちた方が良いような気もするけど、現世では・・・いかん・・・こんなこと言ってるとカインに殴られそうだ。

 

 

うずくまって泣いていても始まらないのでレースに出ることにしました。

広島県のレース会場まで3時間・・・往復6時間運転すると思うと、それだけで疲れてしまう。

第1戦では試走中にパンクしてしまって大変でした。

チューブレスだから大丈夫!

と思ったら大間違いでしたね。

シーラントでは全然塞がりやがりません!

というか、シーラントがジャンジャン漏れるだけでどうにもならなかったよ。

そんなわけでタイヤにパッチを当ててやってきました、第3戦!

 

マックス「はあ・・・ここまで遠かったわ。疲れたわ。疲れたからレース観戦してから帰ろう

 

という馬鹿なことを考えるのはやめて、試走します。

今回のコースの目玉は、崖っぷちを走った後に崖から落ちるように下るところですね。

正直コワイです。

崖下が砂利なので前輪が埋まってしまうと確実に前転します。

他にも砂利の中に鋭く尖った石・岩が混じっていたりで油断が全くできません。

試走を終える頃には既にクタクタになってしまいました。

 

マックス「はああ・・・マジで疲れた・・・もう良いよね?このまま帰っても・・・」

 

正直、試走し過ぎで脚に来てました。

でも、3時間もかけてやってきたので一応はレースに参加します。

 

今回もC1,C2,CM1の混走です。

 

んでもって唐突にスタート!

今回はクリートキャッチに成功!

3番手で走りだします。

自分の前はC1、CM1の選手が居ます。

いつもならファーストラップからC1選手が引き離しにかかるのですが、思ったほどペースが上がっていません。

このペースなら余裕でついていける感じですが、様子を見ているだけのような気もします。

 

マックス「後半に体力を温存しておく作戦か?」

 

何やら企んでいることを警戒してファーストラップはアタックするのはやめておきます。

崖下り、山登り、180度ターン、高速区間、階段と目まぐるしくコース状況が変化していきます。

そしてスタート・フィニッシュラインを通過して2周回目に突入。

ここまでペースは一定でした。

 

マックス「これって・・・いけるんじゃね?」

 

マックスの脳内一人会議で結論がでました。

満場一致の作戦は・・・

 

ガンガン行こうぜ!

 

というわけで、アタックすることになったのでギアを一気にトップまで上げます!

そして、下り区間で前の2人の選手をまとめてオーバーテイク

 

マックス「へへへ~♬ KONAの調子インテグラ俺ってばカッコインテグラ!?

 

どうでもいいが、古いから・・・そのネタ。

相棒のKONAの調子も最高で、実に軽快に走ってくれます。

まさに人馬一体

そこから更に調子にのってペースを上げて一気に引き離す作戦に出ます。

今思えば、C1選手オーバーテイクしたのは初めてのような気もするな?

ジリジリと後ろの選手との差を広げていくマッドマックスとKONA

 

2周回目はトップでスタート・フィニッシュラインを通過。

こうなったらもう

 

止められない!

止まらない!

カ〇ビーかっ〇えび〇ん

 

ガンガンペダルを踏んで順調にラップを重ねていき後続選手との差を広げていきます。

 

ところがだ!!!

 

調子に乗り過ぎたその時!

逆バンクになっている砂利のコーナーでリアが滑ったのである。

 

マックス「グワワワワ!?やばい!滑る!!」

 

そしてそのまま思いっきり転倒してしまいました。

幸いにも身体は掠り傷で済みました。

バイクも左に倒れたのでディレイラーにダメージはありません。

 

マックス「落ち着け俺・・・1-0.5=0.5 よし、俺は落ち着いている!」

 

ハンドルも曲がっていないようです。

 

マックス「後ろの選手との差がかなり開いたな。よし、ペースダウンするか」

 

リスク回避ということでペダルを踏むのを緩めるマックス。

そこからは落車、メカトラブル、パンクを回避することを考えながら走ることにします。

ガンガン行こうぜ!から作戦変更します。

 

命を大切に!

 

そこからは地味に、堅実に、ミスのない、走りに専念します。

見ている人からはあまり面白みがないかもしれませんが・・・。

 

結局、そのまま誰にも追い抜かれることなく、独走のまま総合1位でゴール。

 

マックス「・・・なんだか出木杉なレースだったな。まあ、単に運が良かっただけか・・・」

 

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いつものようにバイクを洗浄してからクルマに積み込みます。

 

マックス「しかし・・・俺が参加するオフロードレースは何故必ず直前に雨が降るんだ?コース上に絶対に水溜まりや泥濘があるんだよな・・・俺って呪われてるのか?」

 

ブツブツ言いながらKONAを洗車するマックス。

泥だらけになったバイクや服を洗うのが何気に面倒なのですよ・・・これが。

 

昼ご飯は高速道路のサービスエリアで豚の生姜焼き定食を食べました。

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マックス「そういや、前回もここで同じものを食べたような気がするぞ!?」

 

皆さんもありませんか?

沢山メニューがあっても、結局いつも同じものを注文するという現象が・・・。

 

 

というわけで、いつものように暗闇の荒野へ姿を消します。

その後、マックスの姿を見たものは誰もいない。