【MADMAX EXPRESS 999】ニューマシンの鼓動
レッドフォックス「では、ラストは変なポーズで」
その他一同「ええぇぇぇぇーーーーー!?」
と、なんの前触れもなくサラッと涼しげな顔で無茶振りする赤い狐であった。
マックス「マジか?どーすりゃいいんだ?俺は何すればいいんだ?とりあえず・・・・ボディーランゲージでも・・・」
いつもながらアドリブに弱いマックス。
マックス「こ、これでよかったのだろうか・・・?」
マックスのボディーランゲージが何なのかは永遠の謎である。
まあ、暇な人は考えてみてください。
こうして、楽しかった真夏のサイクリングは幕を下ろしたのである。
暑さで脳が茹で上がってしまって、珍妙奇天烈大百科な行動を連発する奴が続出したのだが、終わりよければ全て良し。
そしていつものように、ひとり暗闇の荒野に姿を消すマックス。
その後、マックスの姿を見た者は誰もいない。
・・・・・・・
時はさかのぼること約24時間・・・
〇年▲月×日
明日は久しぶりにODKサイクリングに参加する予定だ。
最近の俺は、ほとんどお日様の下に出ることがないのである。
おそらく強い紫外線を浴びると灰になって消滅するんじゃないかと思っている。
石仮面を被って人間を辞めた者の末路だ。
マックス「ジョジョ~~、俺は会社を辞めるぞ!!!・・・・いや、会社を辞めると生活できないな・・・その前に・・・とりあえず人間を辞めるぞ!!やめるつったらやめてやんよ!」
そう意気込んで石仮面を被ったマックスだが、そもそも人間失格のマックスが人間をやめるとはどういうこと?発狂してるの?
マックス「太宰治か?」
という一人ボケ、一人突っ込みはやめて、明日のサイクリング用のバイクを組み立てることにする。
サイクリングいくのになぜにバイクを組み立てるのか?
ちょっと何言ってるのかわからない。
疑問に思うのは無理もない。
俺自身、なぜそんな面倒なことをやろうとしているのかさっぱりです。
マックス「でも、止められない!止まらない!」
かっぱえびせんを食いながら、黙々と作業を開始する。
ロードバイクからTTバイクに改造されていた白いフェルト。
しかし、なんか出番が少なくて回転率悪いことに気づいたため、何を思ったのかフラットバーロードに改造しようとして途中でほっぽり出して、今まで忘れ去られていた白いフェルト。
それを倉庫の奥から発掘して、このクソ暑い中、徹夜で整備するマックス。
頭のネジが2本くらい吹っ飛んでいるんじゃね?と心配になるほどの奇行に自分自身ビビっているのだがなんとか組み上げる。
窓の外を見るともう夜が明けていた。
マックス「・・・・何とか・・・・間に合ったか」
マックスが徹夜で整備したニューマシン、白フェルト
果たしてマックスは明日の・・・・いや、今日の地獄のサバイバルレースで生きて帰ることができるのか?
いや、時系列逆から始めてるから結果はわかってるんだが・・・次回をお楽しみに!!