マックス VS モンティナ #4
【マッドマックスの慟哭】
暗闇の荒野を独りインターセプターを走らせるマッドマックス。
様々な思いが頭を駆け巡り何も纏まらない。
マックス「ソースが負けた・・・ソースが醤油に敗れた・・・」
ソース派のマックスは醤油派のモンティナに負けたのだった。
肩を落として自宅に向かうマッドマックス。今やそのスピードはママチャリ以下にまで落ちてしまっていた。
無理もない。目玉焼きにはソースだと子供の頃から信じてきたマックス・・・その常識が打ち砕かれてしまったのだから・・・その悲しみは日本海溝よりも・・・いや、マリアナ海溝よりも深い・・・ソースが負けてしまったのだから。
自宅前の道路に到着しクリートを外すマックス。ボトルケージに手を伸ばし、ボトルの水を飲もうとするが、ボトルの中身は既に空っぽだった。
マックス「・・・チッ・・・」
そのとき街灯に照らされている道路の向こう側の暗闇の中から声が聞こえた。
暗闇の声「やれやれ、もっと早く戻ってくると思っていたのに、随分と待たされたよ」