アイツが天国から還ってきた 夢幻のマッドマックス Millennium編

The goal of all life is death. 凄惨な事故による心肺停止状態から仮初めの命を与えられ、アイツが天国から還ってきた。アイツは夢か幻か?だがアイツは残り少ない時間を自ら削って死に急ぐ。これはアイツの命が燃え尽きて灰になるまでの記録である。この命の終焉の刻まであと僅か・・・全ては時の中に・・・

荒野に消えそうになったマッドマックス#4 【「の」の字】

 暴走機関車マッドマックスが合流

1人、生ブルーベリーソフトを食べながらしばし休憩する。

私が到着したときは並んでいるお客さんはゼロ。

少し前までは行列ができていたそうです。

そうこうしている間にも気温はグングン上がっています。おそらく35℃くらいありそうな予感・・・。

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日陰から出るのが苦痛ですが、そろそろ出発することになりました。

重い腰を上げて準備するメンバー達。

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ここからはスタート地点である某道の駅へ向かいます。

某道の駅への道のりには8%の上り坂が待ち構えているのです。

いつもの調子なら問題ないのですが、今日は猛暑日のためメンバーの体力が気になるところ。

 特に、プリメラは大量の汗をかいており苦しそうに見えます。上り坂でいつもの精彩ががありません。

 暫くすると、予想どおりプリメラが遅れてきました。

 上り坂があると迂回したいと思う私と違って、ワイルダー、クライシス、ブルベン、ウォルター、ジョー3度の飯より激坂が大好きな人間ですので、嬉々としてダッシュして消えてしまいました。

マックス「あーあ、プリメラを置き去りにして行ってしまった・・・俺はプリメラとゆっくり登ろう。プリメラ大丈夫?」

プリメラ「・・・・・・」

どうやら返事をする余力がないようです。それでも、精神力でペダルを回し続けるプリメラ。

 しかし・・・峠の中間地点でついにペダルが止まってしまいました。物凄い量の汗が噴き出ており、熱中症一歩手前のような感じです。

マックス「日陰で休もう。水はある?」

プリメラ「水・・・あります・・・・」

ボトルの水を飲んだあと、頭から水をかけるプリメラ。

プリメラと一緒に路肩に座って休憩。

すると・・・プリメラが地面に「の」の字を書き始めます。

プリメラ「の、の、の・・・・」

マックス「・・・・・・・・」

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プリメラ「の、の、の・・・・」

マックス「の、の、の・・・・」

なんとなく一緒に書かなければならないような使命感を覚えてしまったため、地面に「の」の字を書きだしたマックス。

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プリメラ「の、の、の・・・・」

マックス「の、の、の・・・・」

しばらくすると、ウォルターとクライシスがやってきたので、事情を説明してもう少し休憩することになりました。

マックス「体の中からも冷やせたらいいんだけど自販機は無いよね・・・」

ウォルター「自販機はないね・・・」

暫く休憩した後、再び走り出すプリメラ

マックス「ゆっくり登ろう。急ぐ必要はないよ」

プリメラ「・・・・」

さっきよりペースが遅くなっていますが、ペダルを回し続けるプリメラ。

マックス「いいぞ、その調子だ・・・・ん?」

私が先導して登っていたのですが、道路の左側に「勾配8%」の黄色い標識が見えました・・・いや見えてしまいました。

マックス「・・・・あっはは!8%なんて大したことないって!!

標識を見つめるプリメラ

プリメラ「・・・もう・・・ダメポ・・・」

8%という標識で心が完全に折れてしまい、再び休憩することになりました。

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その後、ウォルターが先に戻ってクルマでプリメラを回収する準備をしていたのですが、プリメラのど根性でなんとか無事にスタート地点に戻ることができました。

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 この暑い時期に長距離を走るときは皆さんも熱中症に気を付けましょう。油断すると大変なことになりますからね。

 某道の駅に辿り着いたメンバー達はソフトクリームを食べるということでしたが、私はこれから直ぐに炎天下の元でスーパーハードな肉体労働に従事しなければならないため、ここで離脱しました。

 

 いつものように、一人で炎天下の荒野へ姿を消すマッドマックス。その後マックスの姿を見た者は誰も居ない。