アイツが天国から還ってきた 夢幻のマッドマックス Millennium編

The goal of all life is death. 凄惨な事故による心肺停止状態から仮初めの命を与えられ、アイツが天国から還ってきた。アイツは夢か幻か?だがアイツは残り少ない時間を自ら削って死に急ぐ。これはアイツの命が燃え尽きて灰になるまでの記録である。この命の終焉の刻まであと僅か・・・全ては時の中に・・・

グリーンパークリレーマラソン マッドマックス・ハイレッグ#5

【リレーマラソンコース内に突如出現したマレーバク!会場は大混乱に!!】

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会場に突如として出現した謎のマレーバク
巨大な網を持って捕獲に向かうポニーの飼育員達!!

しかし!網を巧みに潜り抜けるマレーバク
さらに警備員も加わってのマレーバク捕獲大作戦が開始された!!!
果たして逃げ切れるか!?マレーバク
「頑張れ!マレーバク!逃げろ!マレーバク!」と観客の大声援が!!

モンティナ「いや・・・・そりゃないわ・・・」

襷を受け取ったマックスは、入場テーマソング「Sky High」からスクランブルテーマソング「Danger Zone」に脳内で切り替えてカタパルトから射出された!!
アフターバーナーをかけて最高速まで一気に加速!!可変翼を折りたたんで高速巡航に移行するマレーバク!!!
領空侵犯する謎の飛行物体を迎撃するべく北北東へ進路をとる!

モンティナ「いや・・・・それもないから・・・」

さらに敵空母から艦載機が発進!マレーバクとのドッグファイトが開始された!!

妄想省略

 我輩は自転車乗りである。名前はまだ無いが、みんなからは何故かマッドマックスと呼ばれているニャン

これはもう今更言うまでもないことである。
逆に言えば、吾輩から自転車を取り上げてしまうと何が残る?残りカス・・・?
更に逆に言えば、自転車の無い生活など吾輩には考えられない。
更に更に逆に言えば、自転車を取り上げられた吾輩は砂浜に打ち上げられた魚同然である。
更に更に更に逆に言えば、吾輩から自転車を取り上げると言う意地悪をしてはダメである。
更に更に更に更に・・・いや、今日はここらで勘弁してやろう。

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  マッドマックスは基本的に自転車乗りである。自転車乗りのマッドマックスから自転車を取り上げると何も残らない。
 芝生からアスファルトゾーンに侵入するマックス。この辺りは平坦で走りやすい。しかし、直角コーナーで足を挫きそうになって焦るマックス。
 500メートルくらいからは下りゾーンに突入。下りの走り方など知らないので、ガッツン!ガッツン!脚に体重がかかる!!もう脚が砕けるほどに!!

 下りが終わったと思ったら今度はS字コーナーが連続で続くテクニカルゾーンに突入するマックス。ここは足首が変な方向に曲がるんじゃないか?というほどキツイコーナーだ。初心者のマックスにはハードル高すぎ・・・コース取りが無茶苦茶だ。
 なんとか足首が180度曲がらずにS字コーナーを抜けると、今度は上り坂が待っている。小柄なヒルクライマー体系のマックスなので、ある程度上れるかな?と思ったが、それは自転車に乗っているとき話であり、ランニングは思うように上れない。
 ゼェゼェ言いながら死にそうな表情・・・いや、既に動く死体になってゾンビのような表情で走り続けるマッドマックス。

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 上りが終わって平坦ゾーンに入るころには謎のマレーバクゾンビマレーバクになって会場が大混乱に!!
 直ちに海兵隊グリーンベレーとデルタフォースが出動してゾンビマレーバク掃討作戦が展開されることに!!

モンティナ「いや・・・・もうそういうのいいから・・・」

 トラックを半周してから、芝生のリレーゾーンに入るマックス。最後の力で倒れこむようにして襷を次の走者に繋ぐ。

モンティナ「マックス、よく頑張ったな。最期に何か言い残すことはあるか?」
マックス「・・・・・・ギブミーロードバイク・・・・・」
モンティナ「お前の死は無駄にはしないぞ。迷わずに成仏してくれ・・・ありがとう、マックス。天国に還って安らかに眠れ・・・」
マックス「・・・勝手なモノローグで俺を殺すな・・・・・俺はまだ死んでいないぞ・・・・」
モンティナ「・・・チッ・・・」
マックス「・・・」