アイツが天国から還ってきた 夢幻のマッドマックス Millennium編

The goal of all life is death. 凄惨な事故による心肺停止状態から仮初めの命を与えられ、アイツが天国から還ってきた。アイツは夢か幻か?だがアイツは残り少ない時間を自ら削って死に急ぐ。これはアイツの命が燃え尽きて灰になるまでの記録である。この命の終焉の刻まであと僅か・・・全ては時の中に・・・

マッドマックスの夏休み シーズン2 #4

【鳥か?赤い彗星か?承太郎か?】 

 先ほど引き返した道を再び進むと・・・最初に入ろうとしたお店の前を通りかかりました。予想通り駐車場は満車です。
マックス「10組待つことを選んでいたら、未だ食事にありつけていないな・・・これは」

しばらく平和なポタリングが続いていたのですが・・・案の定再び上り坂がやってきました。メンバーに緊張が走ります。マックス、デイジー、クライシス、フルクラー、ウォルターの順で上っていくことになりました。

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マックス「見せて貰おうか。連邦軍モビルスーツ(フェニックス・デイジー)の性能とやらを!」

マックス、お前はいつから赤い彗星になったんだ?


マックスが振り返るとデイジーが不敵な笑みを浮かべています。なにやら危険を感じるマッドマックス。
上り坂の前半、マックスが後ろを振り返ると
離れない。後ろにピッタリとくっついている。
少しペースを上げて様子を見ると・・・
やはり離れません。うーん、本当にバイクを買ったばかりの初心者なのか?


坂の半に到達した頃、デイジーに話しかけるマックス
マックス「まだ余裕がありそうだね?」
デイジー「はい!これくらいなら大丈夫ですよ!」
息は乱れず、フォームも安定している。
デイジーはマックスの半分くらいのケイデンスで坂を上っている。
意地悪なマックスはデイジーを試す為に、さらにペースアップをすることにした。
マックス「もう少しペースアップするけど大丈夫?」
デイジー「まだ大丈夫です!あまり速いと付いていけませんけどね~」
というわけでマックスは更に30回転ケイデンスを上げてペースアップした。
暫く付いてきていたデイジーだったが、次第に距離が離れ始めた・・・その時!!
ウォルター「ポタリング詐欺の決定的瞬間だ!
フルクラー「マックスがペース上げて千切り始めた(笑)」
撮影班2名から苦情が飛んできたので、あわててペースダウンするマックス。
マックス「セーフ!セーフ!今のは詐欺とは言わない!あの距離は千切れていないからセーフ!!!
ウォルター「いや、今のは怪しかった」

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フルクラー「ほとんど詐欺行為に近かったような?」

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ビデオカメラがあることを危うく忘れるところだった・・・危ない危ない。
マックス「ところで、基本的にデイジーはインナーを使わないの?」
デイジー「またインナーに切り替えるタイミングがわからなかったんですよ(笑)」
マックス「あははははは・・・・は?」
デイジー「坂を上り始めた後に気がついて、インナーに切り替えることができなくてそのまま走ってました!」
初心者だ・・・。本当に初心者だったようだ・・・。
デイジー「どんな時にインナーに切り替えたら良いんでしょう?」
マックス「え?それは・・・坂の傾斜と距離を見てアウターではキツいと思ったら、坂に入る前にインナーに切り替えるんだよ」
デイジー「その辺のことがよくわかってないんですよ~」
マックス「こればっかりは経験を積むしかないね。坂の途中で強引にシフトチェンジするとディレイラーに大きな負荷がかかるよ」
デイジー「そうなんですね!タイミングを考えて走ってみます!」
 その後のライドでは坂が迫ってくると、マックスがインナーに変えるタイミングを声で教えていたのだが・・・暫くすると前を走るマックスがインナーに落とすタイミングを見て、自分もインナーに落とすように学習していました。
 超初心者なのに、ここまで乗りこなせるとなるとは・・・潜在能力が高いとしか思えない。

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1年後には、デイジーに先頭を引いてもらうことになりそうだな。

学生帽を深くかぶりなおすマッドマックス
マックス「嬉しいような、ちょっぴり寂しいような。うーーん・・・やれやれだぜ

マックス、お前はいつから承太郎になったんだ?

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