地獄の鉄道動画12時間耐久視聴大会
みなさん、おはこんばんちは。
ここ最近、気温が上昇していますが皆さん如何お過ごしですか?
サイクリングするにはこのくらいの気温が丁度良いですね。
青い空、白い雲、眩しい太陽・・・仲間と一緒に風を切ってサイクリングして、ご当地グルメを食いまくる。
もう遥か昔のような、別世界の出来事のような気がします。
今まで当たり前のようにやっていたことがまさか出来なくなる日が来るとは。
本当に不自由な世の中になったものです。
まるで籠に閉じ込められた鳥のように自由に空を飛ぶことができない。
私の場合、こうなってからはじめて自由の尊さに気づくことができましたが・・・我ながら度し難い。
そう考えていると思い出しました。
失ってからはじめてそれが大切なモノだったと感じることが何と多いことか・・・。
それが物であっても、人であっても、時間であっても。
そして失った大切なものの殆どが二度と戻ってこない。
人生にはゲームのようなリセットボタンがありませんからね。
マックス宅
モンティナ「いつにもまして病んでるな。お前、大丈夫か?」
マックス「ダメ・・・もう発狂しそう」
マックスは暇になると余計なことを考える悪い癖があるのだ。
マックス「しかし何も出来ないってのは想像していたよりも辛いものだな。忙しいときは暇という感覚は贅沢な悩みだと思っていたのにさ」
モンティナ「それはお前の時間の使い方が下手だからだと思うがな。そもそもお前にバイク以外の真っ当な趣味なんてあったか?」
マックス「失礼な、一応あるぞ」
モンティナの疑いの視線がマックスに突き刺さる。
モンティナ「ほう?聞かせてもらおうか」
マックス「エアー旅行とか・・・」
モンティナ「エアー・・・旅行????」
モンティナの頭の上にクエスチョンマークがダース単位で浮かび上がる。
マックス「ああ、グーグルマップのストリートビューで疑似的な世界旅行するんだが、これが結構楽しいんだ。最近ずっとこれに嵌っていてな」
モンティナ「ストリートビューで世界の有名な観光地を見て回ってるのか?」
マックス「いやいや、俺はメジャーな観光地にはあまり興味はないんだ。俺が見てるのは、聞いたこともないような外国の地方都市の何でもないような日常の風景さ」
モンティナ「素朴な疑問だが、そんなの見て楽しいのか?」
マックス「ああ、楽しいぞ。時間さえあればずっと見ていたいね。特に生活感あふれる平凡な街中の道をあてもなく進み続けるなんて最高だ。道路の分岐点になるとどっちに進むと何があるかを想像してワクワクするぜ」
まずいことを聞いてしまったと思い始めるモンティナ。
モンティナ「そ、そうか。それはよかった」
マックス「エアー旅行以外だとYoutube の鉄道動画を見るのも好きだな。列車の窓から流れる風景を何も考えずにボケーーーッと眺めていると心が安らぐ」
モンティナ「そういや昔、世界の〇窓からというテレビ番組があったような気がするが・・・お前、最近疲れてるようだしな。癒しは必要だよな」
マックス「お?モンティナ!お前も興味ありそうだな?それならヴァジュラも誘って一緒に見ようぜ!」
モンティナ「え?」
マックス「善は急げだ!すぐにヴァジュラを呼ぶから待ってろ!」
次回予告
そんなこんなでマックス宅で地獄のような鉄道動画12時間耐久視聴大会が開催されることとなったのである。果たして、モンティナとヴァジュラは生きて帰ることができるのか?ご期待ください。