もみのきサイクル耐久レース#1 2年前の惨劇
遡る事今から2年前・・・
いろいろあって私は一時期ロードバイク競技から完全撤退していたことがあった。
しかし、これまたいろいろあってロードバイク競技に復帰することにしたのが2年前だ。
因みに、その頃はODKの手先となる前であり、私はアッシュであり、マッドマックスは存在していなかった。
というわけで、その時復帰戦に選んだのが広島のもみのきサイクル耐久レースだったわけだ。
そして復帰戦のために購入したニューマシンがメリダのスクルトゥーラであった。
スクルトゥーラは購入と同時に、本体価格以上の予算を注ぎ込んで大改造を施してからもみのきサイクル耐久レースに初投入することにしたのだが・・・。
結果は試走2周目の下りコーナーでフロントタイヤがパンクして単独落車。サイクルジャージはボロボロ、全身血まみれになりながら受付会場になんとか戻り、計測チップを返却してそのまま帰路についたのであった・・・。
広島までガソリンと高速代を費やして行ったのはいいが、レースに参加することなく、買ったばかりのニューマシンで落車して、全身血まみれのまま帰ったあの忌まわしき記憶が蘇る。
そして現在・・・
購入したばかりのKOGA A-LIMITEDのデビュー戦に偶然選ばれたのが「あの」もみのきサイクル耐久レースであることは、もはや運命としか言いようがないだろう。
私の脳裏には2年前の惨劇の記憶が鮮明に蘇っている。
またしても落車して、ニューマシンを壊してしまうのではないか?
サイクルジャージがボロボロになって、全身血まみれになって帰ることになるのではないか?
いや、救急車で病院へ運び込まれるのでは?
いやいや、むしろ天国へ逆戻りすることになる可能性すらあるのでは?
悪い予感しかしないのだが、無情にもその日はやってきたのだ・・・