アイツが天国から還ってきた 夢幻のマッドマックス Millennium編

The goal of all life is death. 凄惨な事故による心肺停止状態から仮初めの命を与えられ、アイツが天国から還ってきた。アイツは夢か幻か?だがアイツは残り少ない時間を自ら削って死に急ぐ。これはアイツの命が燃え尽きて灰になるまでの記録である。この命の終焉の刻まであと僅か・・・全ては時の中に・・・

もみのきサイクル耐久レース#2 ここは本当にサイクリングコースなのか!?

広島県民はテクニカルなサイクリングがお好き

早朝から高速道路を走り続けていたので広島県内のパーキングエリアで休憩する。早朝の中国自動車道にはほとんど車の姿がなく、淡々と走り続けることができるのだ。

 高速道路の一部区間では深い霧がかかっており、天候を心配していたのだがもう大丈夫だろう。

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 2年前のレースでは前日に雨が降っており、路面はウェット状態だったのだ。パンクの原因は、おそらく雨で流れ出た何かを踏んだのだろう。

 吉和ICを下りると、もみのき森林公園の入り口は目の前だ。

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  無事に会場に到着したので、KOGAちゃんこと射手座A*をクルマから降ろして試走の準備をする。

 コースを見ると、試走している人は全く見られない。このもみのきサイクル耐久レースでは日頃サイクリングコースとして使われているコースを閉鎖してレースをするのだ。おそらく広島県の人達は事前に十分な試走をしているので当日あえてする必要はないのだろう。

 2年前に1周と少しだけ走った記憶を頼りにKOGAちゃんをセッティングしてきたので、とりあえずこのまま走ってみることにする。 

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  コースレイアウトは、ホームストレートが上り坂で、頂上付近まで行くと大きく右コーナー、そして左コーナーへと続き、一瞬下ってから再び長い上り坂が続くのだ。そしてこのコースの最高地点からは恐るべきダウンヒルが待っている。

 ダウンヒル区間では、低速コーナーと高速コーナーが変則的にやってくる。しかも、斜度も一定ではなく、コーナーの入口&出口では毎回シフトチェンジが必要なのだ。

 一番恐ろしいのはヘアピンカーブだ・・・しかも4カ所。

 しかも1カ所は終わった瞬間に再び超タイトなコーナーが出現するというエグイコーナーなのだ。ここは本当にサイクリングコースなのか???いや、割と本気でさ・・・どんなサイクリングするんだろう?。

 平坦な区間は皆無であり、常に上っているか下っているかのどちらかだ。しかも下りはテクニカルコーナーの連続&路面も荒れているので一瞬たりとも気が抜けない。

マックス「このサイクリングコースをデザインした人は、何がしたかったのかを問いたい。問い詰めたい。小一時間は問い詰めてやりたい」

いや、まあ、ゆっくりと安全運転でサイクリングする分には大丈夫なんだろうけどね。

というわけで、最初の試走に出発。

 KOGAちゃんのセッティングは、短いステムをコラムの一番上に取り付けステアリング操作を重視したものだ。道幅が狭く、低速コーナーの処理にはMTBのようにアップライトなポジションの方が良いと考えたからだ。