もみのきサイクル耐久レース#7 我が名はスカーフェイス
我が名はスカーフェイス・・・刺身醤油派のスカーフェイスだ!
荒野の人物「世の中平和だ。いや、近頃はあまり平和でもないか・・・。どっかからミサイルが飛んでくるようだしなぁ~」
見渡す限りの平原。
カルスト台地の岩に一人腰かけて、水筒に入れたアイスコーヒーを飲む。傍らにはカルスターで買ったサンドイッチセットが置いてある。
荒野の人物「こうやって一人ピクニックってのもいいもんだな~。シェリー酒があれば最高なんだが、飲酒運転になっちまうからなぁ~」
その側にはガノーのシクロクロスが無造作に置いてある。
サンドイッチセットの中から石窯パンを取り出して食べる。
荒野の人物「明日は広島行だな。久しぶりにマッドマックスと戯れるのも悪くないな」
翌日
早起きするつもりが寝過ごした!急いで行かないと間に合わない!
高速道路を広島に向けて走り続ける。
ひたすら走り続ける。時速〇〇キロで走り続けてなんとか会場に辿り着くことができた。
レース開始まであと10分、スタートラインには既に選手が整列を終えている。
受付「90分クラスのレース参加ですね?お名前は?」
スカーフェイス「我が名はスカーフェイス!刺身醤油派のスカーフェイスだ!夜露死苦!!」
受付「刺身醤油・・・?えっと・・・スカーフェイスさんですね。こちらがゼッケンと計測チップ一式です。直ぐにスタートしますので急いで取り付けてスタートラインに並んでください」
スカーフェイス「了解!了解!あっははは、このスカーフェイスに万事お任せを!」
受付「頑張ってください」
直ぐにガノーをクルマから降ろしてゼッケンをハンドルに取り付ける。
スカーフェイス「これでOKだな!ああ、スタート5分前だ!もう行かないと。おっと、ゴミはゴミ箱へってね!」
ゼッケンの入っていた袋をゴミ箱に捨てて最後尾にならぶスカーフェイス。
スカーフェイス「お前ら待たせたな!最後尾スタート?上等よ!なんならもっとハンデをやってもいいくらいだぜ!!」
いや、誰一人としてスカーフェイスを待ってなどいないのだが・・・。
こうして計測チップを付けづにコースインしたスカーフェイスであったのだ。
スカーフェイスよ・・・お前はいったい何しに来たんだ?