アイツが天国から還ってきた 夢幻のマッドマックス Millennium編

The goal of all life is death. 凄惨な事故による心肺停止状態から仮初めの命を与えられ、アイツが天国から還ってきた。アイツは夢か幻か?だがアイツは残り少ない時間を自ら削って死に急ぐ。これはアイツの命が燃え尽きて灰になるまでの記録である。この命の終焉の刻まであと僅か・・・全ては時の中に・・・

秋吉台カルストロードレース 【マッドマックスまさかのDNS!?】

あゝ~秋吉台は今日も雨だった~♪

 

というわけで尻尾を巻いて逃げ帰ります。

雨のカルストロードを走るなんて怖いモン♪

大団円

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 と、いきたいのは山々ですが、そうはいかない大人の事情があるのだよ。

しかし、昨日の晴れ予報を見事にひっくり返すこのはいったい何なのだろうか?秋吉台の呪いか?もう勘弁して欲しいわ・・・

というわけで、雨の降る中、予定時刻に集合して待機していたマッドマックス。

空を見上げると時折日差しが見えるのですが、小雨は止みそうにありません。

ボヤイテも仕方がないので出走準備を始めることにしました。

土曜日のタイムトライアルとダブルエントリーしている人は日曜日の受付はありません。土曜日に配布されたゼッケン、計測チップをそのまま使用するからですね。

バイクをクルマから降ろして点検開始

 

車体のゼッケンプレート・・・OK

ジャージのゼッケン・・・OK

計測チップ・・・NG

 

 

マッドマックス「・・・え?」

 

一瞬、何が起きたのか理解できない。

マッドマックス「落ち着け。1-0.5=0.5・・・よし。落ち着いているな、俺は・・・」

もう一度点検することにします。

 

車体のゼッケンプレート・・・OK

ジャージのゼッケン・・・OK

計測チップ・・・NG

 

マッドマックス「・・・え?」

 

やはり計測チップが見当たりません。

昨日、直線番長でタイムトライアルをした後に、デルタフォース(旧ルイガノファイナル)にゼッケンプレートと計測チップを移し替えた・・・はず・・・だが・・・???

マックス「・・・そういえば・・・家に帰ってから新車の受け取りに自動車販売店に向かったんだった。もしや・・・納車の手続きでドタバタして・・・車体のゼッケンプレートだけ移し替えて、計測チップをそのまま直線番長に取り付けたままにしたのでは・・・!?やっちまったな!?俺!!DNSか?DNSなのか!!!!

ロベルト「どうしたの?マックス。大声出して」

マックス「実は・・・カクカクシカジカ・・・」

ロベルト「マジっすか!?それヤバイんじゃない?」

マックス「ヤバイ・・・出走することができない。俺ってやつは・・・」

この時マッドマックスの頭の中には、ドラゴンクエストの呪いのBGMがエンドレスで鳴り響いていたのである。

これと似たような情景に出会ったことが依然あったな。

そう・・・シクロクロスのレースで落車してジャージのバックポケットから自動車のカギを紛失した時と似ている。

リヴァイ「とりあえず、クワトロ監督に相談してみましょうか?」

マックス「頼むよ。もしかしたら予備の計測チップを借りて走れるかも・・・俺はもう一度荷物を確認する」

今日のレースのサポートをしてくれるリヴァイが監督に電話している間も、荷物をひっくり返して計測チップを探して見るが・・・見つからない。やはりゼッケンプレートだけ移植して安心してしまったのか・・・。

顔面蒼白で発狂しそうになるのをなんとか我慢して落ち着こうと努めるマッドマックス

しばらくすると・・・

クワトロ監督「ゼェゼェ・・・はい、計測チップとタイラップとニッパー」

マックス「・・・・・・・・・おおぉぉ・・・・これで・・・これで・・・走れる・・・ありがとう・・・ありがとう・・・クワトロ監督、さっそく取り付けよう」

リヴァイから連絡を受けたクワトロ監督が、事情を説明して直ぐに予備の計測チップを借りてきてくれたのであった。

この素早い対応のお陰で出走することができたのである。

ありがとう!リヴァイ!クワトロ!

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んでもってスタートラインに並ぶマッドマックス

この余裕の表情も、あっという間に苦悶に変わることになろうとは思いもしなかったのである。

 

つづくよ