アイツが天国から還ってきた 夢幻のマッドマックス Millennium編

The goal of all life is death. 凄惨な事故による心肺停止状態から仮初めの命を与えられ、アイツが天国から還ってきた。アイツは夢か幻か?だがアイツは残り少ない時間を自ら削って死に急ぐ。これはアイツの命が燃え尽きて灰になるまでの記録である。この命の終焉の刻まであと僅か・・・全ては時の中に・・・

維新やまぐちタイムトライアル 【直線番長・おぼえていますか?】

みなさん、おはこんばんちは

早速ですが、全国1,247,357人の直線番長ファンの皆さん!

大変長らくお待たせしました!

年に1~2回しか乗る機会がない、既に夢、幻のマシンと化していた直線番長が超久しぶりに登場!!

しかし!出番が無いのは当然です!

何しろ番長の癖に使えない奴なのですから!

 

舎弟「番長、隣町を〆にいきましょうよ」

直線番長「ん?隣町だと?隣町といえばたしか・・・」

舎弟「ええ、長い峠道があります」

直線番長「・・・あ、俺、ちょっと・・・の調子がわるくて医者に峠は禁止されてたんだわ・・・ごめん、お前らに任せるわ」

舎弟「・・・・」

直線番長「あ?イタタタタ・・・胃腸が弱くてな・・・医者に禁止されてなければ俺がやっちまうんだがな・・イタタ」

舎弟「それなら県境の街を攻略するってのは?」

直線番長「県境?あそこはアップダウンが激しいよな?」

舎弟「まあ・・・でもただの丘ですけどね」

直線番長「丘?あ・・アタタタ・・・いやあ、最近腰痛でさ・・・丘なんて走ったらダメだとドクターに言われてるんだわ・・・クソ・・・腰痛さえなければ丘なんてワンパンKOなんだけどな・・・・イタタ」

舎弟「・・・なら、海岸添いのド平坦で、登り無しなら?」

 

直線番長「俺の出番だな!俺に任せろ!」

 

舎弟「ダメだこりゃ

f:id:MAD-MAX:20191006205338j:plain

直線番長スペック ※手作りTTバイク

フレーム:FELT F95 ※アルミのSORAモデル

エンジン:SF-V8 SPEC01 ※AZのタイムセールで買った欠陥エンジン

その他:DHバー、ベースバー、ホイール、シートポストはオールアルミメタルな奴

総重量:9.1Kg

魔改造専門店モンティナによってフルカスタム

ホイール以外の総費用は10万円以下というリーズナブルな手作り感満載のTTバイク「直線番長」のお求めは魔改造専門店モンティナまでどーぞ。

あなたのご来店をお待ちしています♡

f:id:MAD-MAX:20191006211140j:plain

というわけで、問答無用でいきなりスタート!!!

カタパルトから射出された直線番長!

アフターバーナー全開で素早く加速してトップスピードまで到達すると、主翼をコンパクトに折りたたんで高速巡航開始。

基本、この体制で走り続けていくのですが、DHバーにはブレーキがないのでコーナーはベースバーに持ちかえる必要があります。

しかし、ベースバーにもちかえるだけでタイムロスになります。

というわけで、もちかえるのも面倒なのでこのポジションのまま一つ目のコーナーに突っ込んでいくマッドマックスと直線番長!!

無謀!まさに無謀!!

案の定、もう少しでグラベルに突っ込んで落車という状態をなんとか立て直して巡航を続ける。

f:id:MAD-MAX:20191006211113j:plain

実のところ、直線番長はポジション出しのためにトータルで20~30キロくらいしか走っていません。

残念ながら忙しくて乗る機会がないのです。

ココだけの話・・・試走してはアーレンキーを使ってサドルやDHバーの位置を調整して、また試走する・・・というトホホな事をやっていました。

まあ、要するにだ・・・練習不足で全く乗りこなせない・・・というか、基本的なポジションすら出ていないので、本番の走行中に何度何度もお尻の位置や肘、腕等を動かしていました・・・もう、泣けてきますね。

f:id:MAD-MAX:20191006211201j:plain

S字コーナーは落ち着いて減速してから曲がって加速することに成功したのですが、その次のコーナーでまたもやグラベルに突っ込みそうになってしまったために、思いっきりブレーキしたので大幅にタイムロスしてしまいました。

で、最後のストレートでペダルを踏み踏みしてから最終コーナーを抜けるマッドマックスと直線番長

f:id:MAD-MAX:20191006211144j:plain

f:id:MAD-MAX:20191006211149j:plain

そしてゴール。

2回もグラベルに突っ込みそうになりましたが、なんとか怪我せずにゴールできた。

久しぶりの直線番長はやはりじゃじゃ馬で扱いにくかったですね。

日頃からTTバイクなんて使うことないしなぁ。

これで直線番長の出番は終了

また冬眠してもらいます。下手すると永眠?

さらば、直線番長

キミの勇姿を我々はしばらく忘れないだろう。

ありがとう・・・そしてさようなら、直線番長。

 

大団円

 

と、思ったのが大間違いだったのだ。

この時、気が付かなかったのである。

あるとんでもないアクシデントがぽっかりと口を開けてマッドマックスを飲み込もうとしていようとは・・・

この時、気付く者は誰もいなかったのであった。

 

因みに、タイムトライアルが終わってから、発注していた新車が納車されました。