アイツが天国から還ってきた 夢幻のマッドマックス Millennium編

The goal of all life is death. 凄惨な事故による心肺停止状態から仮初めの命を与えられ、アイツが天国から還ってきた。アイツは夢か幻か?だがアイツは残り少ない時間を自ら削って死に急ぐ。これはアイツの命が燃え尽きて灰になるまでの記録である。この命の終焉の刻まであと僅か・・・全ては時の中に・・・

4連休最終日#1 【猫も風邪ひくのかな?】

魔改造専門店

マックス「・・・暇だな~モンティナ」

モンティナ「暇なのはお前だけだ。俺は自転車整備で忙しいんだ」

マックス「何言ってんだか。まともな客なんて俺しかいないのに良く言うぜ」

モンティナ「それなら客らしく何か注文してくれないか?ブログ読者にニールプライドをプレゼントして、新たにチャプター2を購入するってのはどうだ?」

マックス「そんな金などない!

モンティナ「そうか?お前、バイク以外に金を使うような趣味など無いだろう?」

マックス「・・・・・いや、何かある・・・と思う」

モンティナ「思い出したら教えてくれ。じゃあ、配達に行ってくるから店番頼むぞ」

マックス「はいはい、いってらしゃい」

というわけで、常連客・・・かどうかは不明なマックスを店に残して配達に行ってしまった店長のモンティナ。

マックス「なんで俺が店番しなければならんのだ?まあ、いっか。さーて世界情勢は、っと・・・・」

ブツブツ言いながら雑誌を読み始めるマックス。

しばらく退屈な時間が続く。

一応、自転車店ということでバイク雑誌が並んでいる。

中には怪しげなパーツのカタログもある。

この店はいったいどこと契約しているのだろう?

 

ピーンポーーン♪

 

そんな時、店に誰かが入ってきた。

マックス「はい、いっらっしゃいませ~🎵」

ジョシュア「よう、マックス!今日はお前が店番してるのか?店長はどこ行った?」

マックス「何だお前か。モンティナなら配達に行ったぞ」

ジョシュア「パーツの注文しようと思ってたんだが・・・まあいいか。ところで暇そうだな?

マックス「暇で暇で死にそうだ。」

ジョシュア「今日は雨は降らない予報だからどっか走りに行かないか?」

マックス「よし、行こう!」

何の躊躇もなく即答するマックス。

店番を任されたことなどすでに記憶の彼方に追いやられているらしい。

ジョシュア「問題は・・・どこに行くかだな」

マックス「そんなもん、走りながら考えればいいんだよ」

と言いながら、店の電話を留守電モードに切り替えて、ドアの看板をOPENからCLOSEDに入れ替えるマックス。

マックス「どーせこの店にまともな客なんて来るわけないっつーの。じゃあ、レッツゴー!

自分自身を棚に上げてよくいうマックスであった。

というわけで何の目的もなくただ走り始めるマックスとジョシュア。この前は西に向かったので、今回は東に向かうことにする。

とくに考えがあるわけではない。

しかし、自然と交通量&信号の少ない道路を選んでしまう。

ジョシュア「俺、朝から何も食べてないだ。そこのコンビニで何か食おうぜ」

マックス「了解、俺も何か食うわ」

というわけで店内で適当に買ってくる2人。

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マックス「やっぱ白いたい焼きだな。これ、昔ハマッててさ、毎日食ってたなぁ」

ジョシュア「そういえば、お前は昔からたい焼きが好きだったな。しかし、毎日ってのあ尋常じゃないな・・・」

マックス「毎日でもイケるって。お前はもっとたい焼きの良さを理解した方がいいぞ?

人生の半分を損してると思っても過言ではないからな」

ジョシュア「たい焼きに人生の半分持っていかれてたまるかってーの。俺はシュークリームの方が好きだ」

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ジョシュア「何となく、福栄方面に向かっているのはわかったんだが・・・ハピネス福栄の交差点を左折して、いったいどこへ向かうつもりなんだ?」

マックス「いいとこ💛いいとこ💛いつもと違うルートを走るってのもいいもんだ」

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ジョシュア「ここはどこだ?」

マックス「紫福地域だな。ここから山の方へ進路を変えるぞ」

道の駅の交差点を山方面へ向かって進む。

ジョシュア「この道は初めて通るぞ。いったいどこへ通じているんだ?」

マックス「このまままっすぐ行くとむつみ総合事務所へ出るんだぜ」

ジョシュア「あんなところに繋がっているのか」

人家が疎らな山奥の道を走り続ける。

しばらくすると、むつみ地域に到着

ジョシュア「・・・なんとなくわかったぞ、目的地はあそこだな」

むつみ総合事務所を抜けて進むと・・・。

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ジョシュア「やっぱり猫寺か」

マックス「しばらく来てなかったからな。久しぶりに猫マスクを被るのが楽しみだぜ」

ジョシュア「よし、入ろうぜ。ん・・・この看板はなんだ?」

マックス「どれどれ・・・?感染症予防のため・・・拝観休止・・・だと?」

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ジョシュア「マジかよ?」

マックス「ちょっと上まで行って確かめてみるか」

そういって階段を上っていくマックスとジョシュア

そこに待ち構えていたのは・・・

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マスクを被って通せんぼする巨大な猫の像であった。

マックス「何!?猫がマスクしてるじゃないか!?」

ジョシュア「感染予防ってことね。萩にゃんまで・・・」

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あちこちにマスク姿の猫が・・・。
マックス「そうか、まさかこんなことになっていたとは知らなかったぞ・・・」
ジョシュア「これでは当分拝観できないな。しかし、よくこれだけのマスクを用意したものだな」
マックス「うーん残念
ということで階段を下りていく。
ジョシュア「おいマックス! せっかくここまで来たんだし、そこらを適当に走ってみないか?」

マックス「ナイスアイディア♪ ものはついでだ。行こうぜ!」

2人が次に向かったのは・・・

 

 

 

その頃魔改造専門店では・・・

モンティナ「あれ?マックスが居ない・・・あの野郎・・・店番すっぽかしてどこ行きやがった!?」