アイツが天国から還ってきた 夢幻のマッドマックス Millennium編

The goal of all life is death. 凄惨な事故による心肺停止状態から仮初めの命を与えられ、アイツが天国から還ってきた。アイツは夢か幻か?だがアイツは残り少ない時間を自ら削って死に急ぐ。これはアイツの命が燃え尽きて灰になるまでの記録である。この命の終焉の刻まであと僅か・・・全ては時の中に・・・

山口シクロクロス第2戦リフレッシュパーク豊浦  逆襲のマッドマックス【MADMAX VS MUDMAX】

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 昨日に引き続いてリフレッシュパークで第2戦が開催される。

 連戦となるが、昨日の大雨とは打って変わって青空が広がっています。気温は昨日より若干低いですが雨で濡れることがないので走り易いです。

 でも!でも!でも!路面が・・・路面がもう無茶苦茶ですね。

 

まさにMUDMAX!!

 

 昨日のレースで極限まで荒れ果ててしまい、どこもかしこも傷だらけ~♫蹲って泣いてても始まらないので~♫ 諦めて試走します♡
 昨日のコースを逆回りで走るのですが・・・逆走すると最早別コースですね。昨日考えたラインが全く役に立ちません。泥濘も微妙に乾きかけている部分が混じっているためハンドルを取られてしまいます。

 

遡る事20時間前

マックス「うわーーーん!ドライモーーン!ブレーキが効かないんだ~!」

モンティナ「いったいどうしたんだよのび犬

ここはマックスの自宅近くにある魔改造専門店モンティナ

 三輪車をTTバイクに魔改造してしまうほどのド変態・・・いや、恐ろしい地獄の住人モンティナが経営している魔改造専門店である。

マックス「いや、ブレーキの調子が悪いんだ。ちゃっちゃとなんとかしてくれよ~ドライモン!」

モンティナ「仕方ないな、のび犬君は・・・でも、今日の工賃はクリスマス特価ということでスペシャルプライスになるけどいいのか?」

マックス「いいとも!・・・・えっとおいくらかしら?」

モンティナ「即金で3000万円

マックス「お前は狭間黒男か!?

モンティナ「まあ、俺とお前の仲だからな、やえわわ円でいいよ」

マックス「ちっ、足元見やがって・・・それで頼む。フロントブレーキのパッドがすり減ってると思うんだ」

モンティナ「レジンパッドなら在庫がある。ついでにケーブルも変えとくか」

 

早速フロントブレーキの状態を確認するモンティナ

 

モンティナ「これはブレーキパッドの問題じゃないな。ブレーキローターとキャリパーのリアランスの問題だ。ここをこうして、ああして・・・できあがり」

マックス「え?もう出来たの?」

モンティナ「ああ。ちょっとそこらを試走して来いよ」

さっそくバイクで近所を走るマックス

マックス「お!?効く!効くぞこれは!?流石はモンティナだ!伊達に地獄は見てないな!」

マンティナ「しかしクリスマスイブに泥だらけになってバイクを担いで走りまくる野郎達の気持ちはサッパリわからんが・・・頑張ってな」

 

時は元に戻る。

そんでもってスタート!!
 
全選手が一斉に綺麗にスタート・・・できずに取り残されている選手が約1名居る。


マックス「うお!ギヤ重すぎ!ペダルが回らん!」

 

まさに馬鹿・・・

思いっきり重いギヤにしていたため全然ペダルが回らない!
マックス「ああ!右のクリート外れた!!

左のクリートは未だ嵌っておらず、右のクリートが外れた・・・ということは・・・いま足は宙ぶらりん・・・いやあ、何やってんだかな~


マックス1人を残して全員が先に進んで行ってしまいました。
というわけでいきなり最後方からスタートすることになったマッドマックス。

 

マックス「ここは焦らず、騒がず、冷静に」


 ということで、第1コーナーのイン側を走り抜ける集団を、アウトから抜き返すマッドマックス。
 コーナリングの基本はアウトインアウトですが、昨日のレースでイン側には巨大な轍ができておりハンドルがとられてしまうため、まともなアウト側から抜き去る作戦が成功しました!
 さらに、そこから心拍上がるのを覚悟でフル加速して一気に先頭集団に追いつくことに成功しました。
 現在トップを走るのはMTBの選手です。
 昨日以上にスーパーマッドコンディションではMTBの太いタイヤの方が走り易いと思われます。何せ、田んぼの中を走っているような感じですからね。
 シケイン手前までに3人抜いてから、落ち葉の絨毯を超えたところにあるこのコースで一番長いストレートに突入します。
 ここでトップスピード勝負をしかけてMTBの選手をオーバーテイク!1位に浮上しました!
 テクニカルコーナーではタイヤの幅が味方しますが、ロングストレートでのトップスピード勝負では不利になりますからね。
それから上りの低速コーナーに突入します!

マックス「MUDMAXは伊達じゃない!ここで一気に差を広げるぞ!」

どっかのアムロの台詞をさりげなくパクってるのは置いておくとして・・・ というわけでペースアップするマッドマックス!後続をジリジリと引き離していき、今度は長い下り坂へ。
 この下り坂はかなりスピードが乗るのですが、下りきったところに直角コーナーがあり、そのコーナーの路面はどこもかしこも田んぼ状態となっているのです。
 調子にのって突っ込むとコースアウト又は落車してしまうので要注意!
ここは焦らずにブレーキをかけてからコーナーをクリアして、ホームストレートへ入っていくことにしました。

 

マックス「フロントブレーキが良く効くってのは何て素晴らしいことなんだ!モンティナありがとう!

お空の彼方のモンティナに心で敬礼するマッドマックスであった。


 若干差が開いたのですが、機材トラブル等で即座に逆転される可能性があるのでもう少し貯金が欲しいところ。
 そこでホームストレート後の上り坂で更にペースアップ!その先の崖登り、崖下りもスムーズにクリアできて2位との差を広げることに成功。
 いつのまにか2位のMTBの選手をパスしてシルバーのシクロクロスの選手が上がってきていました。
 2周回目で2位との差を更に広げてホームストレートに戻ってくることに成功。

アナウンス「先頭の選手のタイムから計算した結果・・・残りの周回数は2周回となりました。現在の先頭は温泉同好会のマッドマックス選手です!」
 
マックス「チャンスだ!いまのうちに貯金を増やすぞ!」
調子にのって更にペースアップするマックス。

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やはり、「名は体を表す」というわけで、マッドコンディション、ストリートファイト、デスマッチになるとその実力を遺憾なく発揮するマッドマックス!まさにMUDな奴です!
 
 その後もトラクターで耕したコースでいろいろあったのですが・・・そのままトップでゴール!


 昨日は3位、今日は1位で表彰台の真ん中をゲットすることができました!連続でODKジャージを表彰台に乗せることができ、今回もミッションコンプリート!

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 しかし・・・クリスマスイブに泥まみれになって自転車を担いで崖をよじ登ってる人達って、客観的に見るとどんな風に見えるんでしょうね?・・・・いや!聞きたくない!世の中には知らなかった方が幸せということもあるんだ!

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 北九州の方では楽しい楽しいサンタライドが開催されていたようですが・・・いや、俺はマッドマックス!LOVE&PEACEなど許されるはずもない・・・
 
マックス「一仕事終わったことだし帰って寝るか」