【お払い箱のマッドマックス】同情なんていらねえぜ!
むかしむかし子供の頃・・・何となくカッコいいと勘違いして上下デニムを着ていた時期があったり、真っ白なブレザーの上下を着て近所の駄菓子屋さんの前でソフトクリームをムシャムシャ食べていたら、偶然通りかかった友達から「遠くから見たらヤクザに見えた」と言われたことがあるマッドマックスです。
いやあ、それにしても酷いファッションセンスですね。
想像すると眩暈がしてきます。
思えば俺も若かった・・・。
そういや、学生時代も上下白いブレザー(または紺色のブレザー)を着て、常に最前列の席で講義を聞いていたな。しかも講義を録音しながら・・・。
俺の勤勉さは学生時代に全て使い果たしてしまったため、今はチャランポランなダメ人間になり果ててしまいました( ;∀;)
某年某月某日 某所
スカーフェイス「それにしても命拾いしたな。今のお前が大会に出場しても恥をかくだけだからな」
マックス「いや、まったくだ。1か月練習して勝てるならだれも苦労しないからな。一応、形だけはなんとなくランニングっぽく見えるようになったが・・・とてもじゃないが勝負に絡むなんて無理だ」
スカーフェイス「ところで今日もジョギングしてきたんだろ?中止になったんだからもう走らなくていいんじゃねーか?」
ウルウルした瞳でマックスがスカーフェイスを見つめる。
マックスは可愛らしいチワワをイメージしているようだが・・・無茶すぎる。ジャロに訴えられるレベルの詐欺だ。
マックス「ちょっと!もう!聞いてよ!スカーフェイス!」
スカーフェイス「聞いてやる。聞いてやるからその気持ち悪い目で俺を見るのは止めろ」
マックス「実はな・・・中止になったんだが、何やら有志を募ってランニングイベントをやるらしいんだ。コースそのままだから距離はハーフマラソンで・・・しかもゲストランナー付きだそうだ」
スカーフェイス「へえ~中止になったのにか?それはエキシビション的なイベントってことか?」
マックス「さあ・・・実のところ、詳しいことは何も知らされていないんだ。ただ、わかっているのは、参加者が定員に満たない場合は、俺が頭数要員として動員されるってことらしい」
スカーフェイス「それって動員の補欠ってことだな。参加者の人数で、お前が動員されるか、お払い箱になるかが決まると。何だか飲み会の割り勘要員みたいだな。良かったなマックス!お前にピッタリの役どころじゃねーか?クックック」
マックス「・・・ま、まあ簡単に言えばそういうこと・・・だな。俺にピッタリの役と言えば・・・残念ながら反論できない。く、悔しい!」
スカーフェイス「でもよ、お前はその日トナカイになって県内某所で暴れまわるとか何とか言ってなかったか?」
マックス「トナカイ・・・!?言ってた・・・そういや言ってたわ!」
トナカイになることを思いっきり記憶の彼方に消し飛ばしていたマックス。
スカーフェイス「あはは、やっちまったな~! だが、それなら俺に任せろ!どーせその日は暇だからな。お前の代わりに俺がトナカイになって県内某所の野山を駆け回ってきてやるぜ」
マックス「・・・そ、そうか、そうだな、あっちはその手があったな。ただ、ランニングイベントの参加者が順調に集まって定員に達したら、俺はもう用済み・・・お払い箱になるからな」
定員は極少数ということだったので、マックスがお払い箱になる確率の方が高い。
というか説明を聞いた感じだと多分お払い箱になるだろう。
スカーフェイス「そんときは俺がトナカイ1号、マックスがトナカイ2号ってことにすればいいじゃねーか。細かいことは誰も気にしねーよ!」
マックス「・・・・そうだな。細かいことは置いとくか。じゃあ、それでヨロシク。しかし、偶にはお前も役に立つな、スカーフェイス」
スカーフェイス「気にするなよ。俺とお前の仲じゃねーか!まあ、礼ならいずれ形のあるものでな」
最近、益々お払い箱が板についてきたな・・・俺。
他にも消耗品とか使い捨ての道具とか、いろいろネガティブな呼び名が馴染んできているんだよな・・・俺。
当然か・・・俺はとっくの昔に死んでる筈の人間なんだから・・・。
しかし、ブログ読者の皆さんはどっちが見たいんだろうね?
トナカイになったマッドマックスが県内某所でブレーキの壊れた暴走機関車のように爆走する姿が見たいのか?
ランニングイベントに参加して、ハーフマラソンを走ってみたものの途中で足腰立たなくなって死にかけているのを見たいのか?
ブログのネタとしては、ランニングで死にかけてる方が斬新で良いかもしれないが・・・。
マックス「さあ!どっち!?」
え?・・・両方?
そうですか・・・そうですか・・・
お前ら、そんなに俺が憎いのか?