アイツが天国から還ってきた 夢幻のマッドマックス Millennium編

The goal of all life is death. 凄惨な事故による心肺停止状態から仮初めの命を与えられ、アイツが天国から還ってきた。アイツは夢か幻か?だがアイツは残り少ない時間を自ら削って死に急ぐ。これはアイツの命が燃え尽きて灰になるまでの記録である。この命の終焉の刻まであと僅か・・・全ては時の中に・・・

【黒い翼のトナカイさん】だから!もういいかげんあきらめろ!!

皆さんは、マッドマックスがいつも何を考えているのかさっぱりわからないと思われていることでしょうが、俺自身も何を考えているのさっぱりわかっていないのでご安心ください。

 

 

スカーフェイス「マックス!トナカイの衣装をネットで注文したから明日には届くぜ!日曜日はダブルトナカイでみんなの度肝を抜いてやろうぜ!!クウウウゥゥゥ!!久しぶりに燃えるな!!!」

 

いつも目が血走っているスカーフェイスがさらに興奮しているので手が付けられない。

 

マックス「ああ、そのことなんだけど・・・」

 

スカーフェイス「ああ、思い出すよな!俺とお前とカインで彼方此方に遠征して無茶しまくってた頃を!!」

 

マックス「そうだな。あの頃は楽しかったよな。それでな・・・」

 

スカーフェイス「そういや一回だけコスプレライドしたことあったな!あの時はみんな超ハイテンションでヤバかったぜ!!」

 

マックス「あの時はゾンビ狼男マッドマックスだったっけ?」

 

スカーフェイス「そうそう!お前なんてマッドマックスそのまんまだったからな!!!マジウケた!!!

 

マックス「スカーフェイス、実はな・・・」

 

スカーフェイス「そうだ!今のうちにランニングイベントの方はもうキャンセルしちまえよ。どーせお前なんてお呼びじゃないんだしさ。惨めなお払い箱にされる前にキャンセルして、俺と一緒にトナカイになってバカ騒ぎしようぜ!それで全員が大団円になるだろ?」

 

マックス「・・・いや、その事なんだが・・・エキシビションハーフマラソンにエントリーが決まった」

 

スカーフェイス「そんなわけねーだろ?お前なんか単なる補欠の補充要員の分際なんだぜ。どーせ直ぐにお払い箱になって燃やせないゴミの日に捨てられるに決まってんだろ。ただの冗談を真に受けるなよ」

 

当のマックス自身、ほぼほぼ出る幕など無いに決まっている・・・と思っていたので、寝耳に水のまさかのエントリー。

 

マックス「俺も出る幕など無いと思っていたさ・・・だから日曜日はお前と県内某所で思いっきり騒いでやるつもりでいたんだがな・・・って、そこまで言われるといくら俺でもちょっぴり凹むぜ・・・」

 

ドMのマックスでも多少は凹むこともあるようだ。

 

スカーフェイス「おいマックス!俺と一緒にトナカイやろうぜ!楽しいぞ~♬絶対に楽しいぞ~♬ マラソンの方は謎の高熱が出て死にそうだとかインフルにかかったとか適当に言っとけばいいだろ?」

 

他人事だから好き勝手言いまくるスカーフェイス

悪魔・・・まさに悪魔の囁き・・・

やはりこいつはいろいろヤバイ存在だ。

 

マックス「それはいろいろまずいだろ! というか、それは全然シャレにならんだろ!!」

 

スカーフェイス「ノリの悪い奴だな。じゃあ、俺一人で行ってくるぜ!お前の分までしっかりと楽しんできてやるからな~♬ お前は脚をぶっ壊すまで走ってろよ~♪」

 

マックス「・・・スカーフェイス、お前マラソンに興味ないか?お前がどーしても・・・」

 

スカーフェイス全然興味ねーよ。というか真っ平御免だね」

 

何の躊躇いもなく即答するスカーフェイス

 

マックス「・・・・・・・・・・・」

 

それに対して、何故か奇妙な敗北感で卒倒しそうになるマッドマックス。

 

というわけで、当日は俺が壊れていく様を随時ブログにアップしていく・・・・余裕はないと思うので期待しないでくださいm(__)m

 

惨めな姿をアイツに見られるくらいなら・・・いっそのこと逃げようかな・・・

そういうわけにはいかないか・・・BLACK WINGが地に落ちる。

それか、空気を読まずにトナカイさんの恰好で参加しちまうかな?

・・・悩む。