アイツが天国から還ってきた 夢幻のマッドマックス Millennium編

The goal of all life is death. 凄惨な事故による心肺停止状態から仮初めの命を与えられ、アイツが天国から還ってきた。アイツは夢か幻か?だがアイツは残り少ない時間を自ら削って死に急ぐ。これはアイツの命が燃え尽きて灰になるまでの記録である。この命の終焉の刻まであと僅か・・・全ては時の中に・・・

連戦シリーズ1週目:飯南ヒルクライム2018#2  【MAD-DANCER】

実はこの飯南ヒルクライムには去年初めて参加したのです。

その時は、前日に出発して会場の近くに宿泊したため眠気も疲労もなく会場入りすることができたのですが、今回は既に疲労が溜まっているのが辛いところです。

 ただし機材は異なります。去年はルイガノ(フルカーボン。ファイナルではありません。)で、今年はKOGA(アルミ)です。最新のハイエンドバイクと比較すると、どっちも単なる型落ちのエントリーモデルでしかあしません・・・いつかはハイエンドが欲しい。

 開会式が終わり、スタートラインにクラス別に整列します。私の属するCクラス(40歳代)は、最も参加者数が多いため最終スタートとなります。

 整列していると、他の参加者のバイクが目に付くのですが、やはり皆さんハイエンドと呼ばれるものばかりですね。それに、ホイールも前後で40万円くらいの高価なカーボンホイールが目立ちます。カーボンホイールが欲しい今日この頃・・・。

 

 そしてCクラスがスタート。

スタートと同時に熾烈なポジション争いが始まりました。このコースはスタート直後にいきなり長い上り坂が待っています。

 実は私、ヒルクライムではダンシングを多用します。

 マッドダンシングと呼ばれる珍妙奇天烈大百科な謎のダンシングを連発して登っていきます。どのくらいの頻度でダンシングしているのかというと、チームメートからマッドダンサーと呼ばれるくらい頻繁にダンシングしています・・・といってもサッパリわからないでしょうから・・・某マキシマさん並みに多用すると言ったらわかり易いかな?

 このコースは序盤から中盤まではアップダウンが繰り返されるため注意が必要です。中盤から本格的なヒルクライムが始り頂上まで約600メートル登ることになるのですが、序盤で体力を使い果たした他のクラスの選手がここでスローダウンして蛇行しています。中には既にレースが終わっているかの様な走りをしている選手も・・・頂上まで登り切れるのか心配です。

 そんな中、マッドダンサーであるマックスは、マッドダンシングによって周囲の選手をある意味ビビらせながら(速いわけでも、上手なわけでもなく、単に奇妙なダンシングというだけ)登るマックス。

  このクソ暑い中、クネクネしたお約束の道をぜぇぜぇ言いながら粛々と上り続けるマックス。

 そんな時、バックポケットから愛媛県ゆるキャラである「みきゃん」と「ダークみきゃん」をぶら下げて走っている選手の姿が見えました。ということは、もうあの人しかいません。

マックス「ぜぇ~ぜぇ~、アルマーニ!頑張れ!」

アルマーニ「・・・・」

反応がありません。必死に登っているので聞こえていないようです。

そして私が横を通り過ぎたとき

アルマーニ「・・・あ!マックスだ!がんばれ!」

横を通り過ぎた後、ODKのチームジャージで私に気づいたようです。

 アルマーニとは前回のヒルクライムでも出会っています。今回も家族旅行の山登りの一環としてヒルクライムに参加されており、海水浴にも行くとのことです。スタート前のウォーミングアップの時に、アルマーニと奥さんのティファニーに出会いました。今年こそは、何としてでも頂上でメロンとスイカをたらふく食べようと誓い合ったのです。

 頂上が近づくにつれて斜度が上がっていくだけでなく、気温もグングン上昇しています。

 スタートしてから気付いたのですが・・・このクソ暑い中でヒルクライムするのにボトルを付けるのを忘れていました・・・まさに馬鹿です。

  後半になってから喉の渇き体温の上昇により、水分が欲しくてたまりません。いや結構ヤバイ状況です。

 スローダウンしている選手に「一口1000円で飲ませてください!」割と本気でお願いしたい衝動を堪えつつ登り続けます。

 あまりの暑さで、熱中症モドキになりつつもペダルを回し続けるマックス。

 

そしてゴール。

 ゴール地点にはチームメートのマッキ―が居ました。息子さんのサポートのために今回も頂上に登っていたとのこと。

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  アルマーニとの約束であったスイカとメロンを食べまくった後、マッキ―による写真撮影。

 頂上からの景色は素晴らしいの一言。遠くの山にスキー場が見えたり、手で掴めそうな高さに雲があったりと、時間を忘れて眺めていました。

 選手が全員ゴールした後、山を下りて行きます。その時、街中を通過するパレードランがあり、周辺住民の皆さんから暖かい声援を貰うことが出来ました。

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 大会終了後、リザルト発表やいろいろな催し物があるのですが、既に眠気と疲労がピークに達しているため、速やかに帰路につくことにします。

 アルマーニティファニーとはパンライドしようという計画があるのですが、今から走るのは厳しいので、また次の機会ということで・・・。

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 会場から少し離れたところにある蕎麦屋でぶっかけ蕎麦を頂きました。もずく入りでとても美味でした。このお店は去年も立ち寄って蕎麦を食べた記憶があります。

 窓際で一人蕎麦を食べていると、単気筒の爆音を轟かせたオートバイ10台くらいが蕎麦屋の駐車場に雪崩込んできてビビってしまいました。他のお客さんも何事かと外を見つめていましたが、普通にツーリングしていた人たちが蕎麦を食べにきただけでした。

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そこから朝やってきた道を帰っていきます。浜田市まで来たところで疲れたので道の駅に立ち寄ることにしました。

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 実は浜田市には何回も来たことがあります。オートバイのツーリングコースになっており、「おさかなセンター」と言うところで海鮮丼を食べて帰るのが定番でしたね。

 浜田市は魚介類がとても美味しいという印象があります。

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浜田市にはツーリング以外にもある理由で立ち寄ることが何回かありました。

その理由とは・・・要望があればブログにアップするかも。昔のFBに掲載していたような気もするので、とりあえず興味があればFBを見てください。

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道の駅のお店に、私の好きそうな駄洒落のメニューがありましたよ(笑)

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カレイカレー(笑)

食べたいのは山々ですが、蕎麦も食べたことだし、ここはデザートとしてチョコバナナクレープだけで我慢します。

ということで予想は正解だったかな?>フルクラー

 

 日本海の景色を眺めながら、眠気と戦いながら、西へ西へと進むマックス。

果たして、マックスはこの夏を無事に乗り切ることができるのか?

来週のブログをお楽しみに!

※ブログを書ける状態にあるかどうか不明ですが。