山口シクロクロス 最終戦#02 【11,000回転まできっちり回せ!!】
「そんなことわかってるよ」
「何を今更」
と、言われそうですが・・・
「アイツが天国から還ってきた 夢幻のマッドマックス2nd」は、ファンタジーライトノベル風ブログです。
実在の人物や団体などとは関係ありません。
モンティナ「炎上防止か?」
マックス「いやあ・・・検索エンジンで来る人も増加してるので・・・なんとなく」
1周回が終了した頃には集団が小集団に分かれ、コースのあちこちで火花が散るバトルが起きていました。
鍋用の携帯ガスボンベを近づけると爆発しそうな勢いです!!
そしてマッドマックスのバトルの相手は・・・
山口県内屈指の強さを誇る某実業団チームの実力者であり、私が尊敬するナイトライダー(仮名)です。
この人、マジで速いです。
物凄く速いです。
そして比類なきテクニックの持ち主です。
県内外でその名を轟かせているため説明は不要でしょう。
なんだかマックスが前を走っているように見えますが・・・ これはスタートダッシュで運よく私が前に出ただけであり、まともに走ったら私など一瞬でチギられてしまいます。
一瞬でも気を緩めると即座にオーバーテイクされてしまうので、常にケイデンスを上げまくる必要があります。
コーナーからの立ち上がりも全力のダンシングでフル加速しないとダメです。一瞬でやられます。
ヴァジュラに調整してもらったハイポテンシャルエンジンはNAの超高回転型なのですが・・・こんだけブン回し続けなければならないなんて想定外です。
走馬灯開始
マックス「このエンジン、パワーは普通だけど、高回転型だよな?」
ヴァジュラ「我がスカーフェイス社のハイポテンシャルエンジンは回転数を上げて馬力を出すタイプだからな。」
マックス「レブリミットは何回転だ?」
ヴァジュラ「理論上のレブリミットは11,000回転だ。だが、そんなに長くはもたないぞ。精々3分が限界だ」
マックス「昔懐かしいウルトラマンのカラータイマー並みだな」
ヴァジュラ「それ以上回すとエンジンぶっ壊すからやめとけよ」
マックス「わかったよ、ヴァジュラ」
走馬灯終了
デッドヒートを繰り広げるマッドマックスとナイトライダー
終盤、プレッシャーでミスを連発するマッドマックス
焦りまくって、フレームではなくハンドルをもって強引にシケインを飛び越えるマッドマックス。
どんだけ焦っているのやら・・・
そして・・・ついにファイナルラップ
一応、マックスが前を走っているけど、真後ろにはナイトライダーが迫っている!!
既にずーーーと11,000回転で走り続けているマッドマックスのエンジンはぶっ壊れる寸前!!
逃げ切れるかマッドマックス!?
マックス「うっ!や、やられる!!!」
万事休すのマッドマックス!
マックス「最後の最後に逆転されて負けるのか・・・」
諦めかけたその時!
ヴァジュラ「マックス!!!」
マックス「・・・・ヴァジュラ!?」
崖区間の頂上に、帰国したはずのヴァジュラの姿が見える。
ヴァジュラ「ケイデンスをあと3,000回転上げろ!!!!」
状況は理解できないが、オーダーは理解できたマックス。
マックス「OK!ヴァジュラ!!」
SF-V8 SPEC02エンジンが唸りをあげ、回転数がリミッターを越えても更に上がり続ける!
エンジンブローで火を噴きながらも、崖から転がり落ちるように走り抜け、そのままゴールラインに飛び込むマッドマックスとKONA
エンジンが完全に壊れて走行不能になるマッドマックスとKONA
そこにナイトライダーが来てくれて、労いの言葉をかけてくれる。
お互いの健闘を称え、握手するナイトライダーとマッドマックス
ゴール後、仲間達とのレースの反省会・・・じゃあなくて雑談ですね。
今回のレースもいろいろなドラマが繰り広げられて話が尽きません!
チームで1、2フィニッシュに成功!!
今回は、運よく、辛うじて、どうにかこうにか、ギリギリで競り勝つことができましたが・・・もう一回やれと言われても無理です。
本当に速いのはナイトライダーです。
というわけで、幸運に感謝しつつ暗闇の荒野に独り姿を消すマッドマックス。
その後、マッドマックスの姿を見たものは誰もいない。
まてまて!
マックス「そういやヴァジュラを見たような気がしたんだが?はて?気のせいだったか?」