アイツが天国から還ってきた 夢幻のマッドマックス Millennium編

The goal of all life is death. 凄惨な事故による心肺停止状態から仮初めの命を与えられ、アイツが天国から還ってきた。アイツは夢か幻か?だがアイツは残り少ない時間を自ら削って死に急ぐ。これはアイツの命が燃え尽きて灰になるまでの記録である。この命の終焉の刻まであと僅か・・・全ては時の中に・・・

九州シクロクロス 芦屋ステージ 【もしかしてこれが・・・禁断の愛!?】

みなさん、おはこんばんちは

貯金の残額がぬわわ万円を切って、恐怖で手の震えが止まらない愚か者ことマッドマックスです。

みなさんは貯金は計画的に💛

マッドマックスとの約束だ!

 

しかし、マスクがどこにも無いですね。

マスクを探して三千里・・・というのはオーバーですが、近所のお店を巡っても全く見つかりません。

いや、一応置いてるのですが、超高額な高級マスクなので貧しいマッドマックスには手も足も出ません。これが貧富の差というやつなのか・・・

来週からは恐怖の確定申告が始まるというのに、これではノーガードで戦いを挑むようなものです。

いっそ自分でマスク作って販売しちまおうかな?

キッチンペーパーと輪ゴムをホチキスで綴じて「マッドマスク」というナウでカッコインテグラな商品名をつけてさ。

ん?ウィルスに感染するよりも危険な感じがする・・・だと!?

 

そんなこんなでマスクを探すついでに、今日は北九州市は芦屋にレッツゴーしたマッドマックスです。

九州シクロクロス芦屋ステージに参加してきましたよ。

気になる天気はもちろん

さらに、会場が海岸にあるためものすごい強風寒いです。

いや、もうね。

あれだね。

ここまでくると、いくら温厚心優しいマックスでもいい加減にしろ!とキレてしまいそうになりますね。

何か俺に恨みでもあるのか!?あるなら謝るからもう嫌がらせはやめてくれ!天気よ!

 

まあ、悪天候で寒いのでクルマから出たくないけど試走することにした・・・んだが、試走開始後間もなく後輪がパンク!

マックス「ウゲゲッ!やっちまった。ヴァジュラ!ホイール持ってきてくれ!!」

待てど暮らせど返事はない。

マックス「そうか・・・ヴァジュラはもう帰国しちまったんだった」

いつもならヴァジュラが必要な機材をすべて揃えて持ってきており、素早いピットワークでマックスをサポートしてくれる。

しかし、突然の本社勤務となったため今日は自分で対応しなければならない。

マックス「アイツは・・・もう居ないのか」

パンクしたKONAを押してトボトボと駐車場へ帰っていくマックス。

マックス「うわわ・・・これは修理に時間がかかりそうだな」

悪いことにタイヤ&ホイールが砂・泥だらけのため、綺麗に洗浄してからでないとパンク修理ができない。

結局、修理に手間取ってしまい、まともに試走することはできなかった。

マックス「そういや、去年もここでパンクしたな・・・もう泣けてくるぜ」

気を取り直して、午後レース参加者のための2回目の試走に出発する。

今度はパンクしないように小細工を施す。

マックス「フフフ、二度とパンクしないように空気圧を超高めにしてやったもんね!もうパンクしないぜ!」

 

と こ ろ が だ!

 

マックス「うぎゃああああ!イタタ!尻が!尻が2つに割れる!!!」

超高圧のため凹凸の突き上げが酷すぎるのだ。

マックス「くそ!これじゃあ三角木馬じゃねーか!になっちまうぞ!」

案外、終わるころには快感に変化している可能性もあるが・・・危険な賭けである。

マックス「クウ・・・パンクしないためとは言え、これはキツイ」

ブツブツ言いながら砂地区間へとやってきたマックス。

マックス「ここは担ぎだとタイムロスするからな。ハイポテンシャルエンジンを全開にして、強引に乗車したまま突破してやんよ!

というわでフルパワーで砂地を強引に突破しようと試みるマックスとKONA

 

バチィィィーーーン!!!

ガチャン!!!

 

ものすごくいやな音がKONAから鳴り響く。

マックス「え!?」

砂地区間に陣取っていた観客が一斉に奇妙な動物を見るような視線でマックスを凝視する。

マックス「あれ?ペダルが軽い・・・というかチェーンが落ちたか?」

すぐにKONAから降りてチェーンを掛けなおそうとするマックス・・・だが

マックス「あれれ?・・・チェーンが切れてる!

周りの観客がザワザワしだした。

 

マックス「ヴァジュラ!チェーンが切れた!チェーン切りとチューンピン!あと4リンク準備してくれ!」

しかしどこからもリアクションはない。

マックス「おーい!ヴァジュラ!どこ行った!?」

しかし頼みのサポーターは現れない。

マックス「そうか・・・帰国したんだった・・・ヴァジュラ」

結局、チェーンの予備は持ち合わせがなかったので、この時点でメインバイクであるKONAは作動不能となりレースで使うことはできなくなったのである。

マックス「レースに使うことなくKONAが早くも退場か・・・ヴァジュラさえ居てくれたらこんなことにはならなかったものを・・・」

 

まるでキ〇ヒアイスの死を悲しむラ〇ンハルトのように肩を落とすマックス。

ここにきてヴァジュラの存在の大きさを思い知ることになった。

失ってから初めてその大切さを思い知る・・・あなたにも経験ありませんか?

 

とりあえず、使えなくなったKONAは置いておき、スペアバイクのガノーを使うことにした。

このガノーは別名「ヘビーメタルと呼ばれ、頑丈強固であり、どんだけフルパワーで踏みつけても絶対に踏み負けることのない頼もしい奴・・・ということにしておこうか。

そしてスペアバイクでレーススタート!

マックス「おりゃあああ!!」

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ハイポテンシャルエンジン全開で前にでることに成功。

マックス「ん?なんか違和感が・・・」

一人抜かれ、二人抜かれ、ペースアップしようにもなぜかペダルが窮屈な感じがしてペースアップできない。

マックス「気のせいか!?微妙に車高が下がっているような・・・まさかスローパンクか?」

タイヤを見るがパンクはしていない。

マックス「ん!?違う!パンクじゃない!シートポストがズルズル下がってる!!

ペダリングがやたらと窮屈な理由が判明したのは良いが・・・残念なことに携帯工具を持っていない。

自宅のごみ置き場に放置されていた安物のシートポストを取り付けたのが大間違いだったようだ。

マックス「ヴァジュラ!サドルが下がった!次、ピットインするぞ!」

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その時、冷たい北風がマックスの頬を優しく撫でる。

 冷たくなった頬に温かい液体が一筋流れて落ちていく。

もう雨は降っていないはずなのに・・・

予期せぬ愛に自由奪われたいね~♪

悪い予感がするとわくわくしちゃうな~♬

マックス「ヴァジュラ・・・」

雨雲の隙間に見える青空にヴァジュラの顔が思い浮かぶ。

マックス「もしかして・・・THIS IS LOVE

 注意:ヴァジュラは野郎です。

 

 

 

【後書き】

私は基本的には写真が無いとブログを書かない、というかむしろ書けません!

今回はODKのチームメートや撮影班もいないのでブログを執筆するつもりはなかったのです。

 

ところがだ!

この悪天候のレースで見事3位入賞したシャルロットから写真を送っていただきましたので書くことになりました。この場をお借りしてお礼申し上げます。

 それと寒さで手が震えてゼッケン外せずに困っていた貧弱・軟弱マックスを助けていただきありがとうございました。