アイツが天国から還ってきた 夢幻のマッドマックス Millennium編

The goal of all life is death. 凄惨な事故による心肺停止状態から仮初めの命を与えられ、アイツが天国から還ってきた。アイツは夢か幻か?だがアイツは残り少ない時間を自ら削って死に急ぐ。これはアイツの命が燃え尽きて灰になるまでの記録である。この命の終焉の刻まであと僅か・・・全ては時の中に・・・

不敗神話

広島県サイクルロードレースの開催日が迫ってきました。

場所はアップダウンばかりのハードコースである中央森林公園を8周回(98km)で行われます。

正直、完走できる自信が全くありません。

むしろ、途中でタイムアウトでDNFになる予感がして怯えています。

今になって何をしても状況は何も変わらないでしょうから開き直って走るしかないのでしょうが・・・どうしましょう?

というわけでヴァジュラに相談することにしたマックスなのですが・・・。

マックス「うわーーーん!!ヴァジュラ~~助けて~~

お前はのび太くんか?

ヴァジュラ「気持ち悪いからやめろ」

マックス「コホン・・・・今度のロードレース、完走できる自信が全くないんだ。どうしたら良いと思う、ドライモン

ヴァジュラ「ドラモンじゃねーよ。とりあえず頑張れ

正論だ。

まったくもって正論だ。

正論過ぎて反論できない。

マックス「・・・いや、そうでなくて、もっとこう、実際的なアドバイスをしてくんない?」

ヴァジュラ「といってもな。お前の実力以上のことなんてできるわけないぜ?この前のトレーニングロードレースの時みたいに三段坂で沈んで終了・・・ってパターンが濃厚だ。そこでどうするかが問題だな」

マックス「やはり三段坂か・・・前回のレースの時からニールプライドのパーツを交換してポジションの見直しはしてあるが・・・速くなった気がまったくしないんだ、これが・・・」

ヴァジュラ「普通に走ってもどうにもならんさ。そこでだ・・・この際賭けにでろ。上り坂は最初から最後までダンシングで行け」

マックス「何だと?全てダンシング!?」

ヴァジュラ「そうだ。もう後先考えるな。1周で脚を使い切るつもりで行け」

ダンシングは体重を乗せることで短時間に高出力を出すことができるが、疲労も激しいため諸刃の剣となるのだ。

マックス「・・・なるほど。もうそれくらいしか打つ手はないか・・・」

ヴァジュラ「そういうことだ。どーせ千切られた時点で終了なんだからな。この際だ、何でも試してみろ」

マックス「よし、それでいこう。ありがとう、ヴァジュラ。ところで、俺・・・このレースが終わったら結婚するんだ

ヴァジュラ「そりゃおめでとう・・・な、何だと!?結婚するだぁ!?」

マックス「ああ、だから生きて帰ってこれるように祈ってくれ」

ヴァジュラ「いや、お前の生き死になんてどーでもいいから結婚相手について詳しく話せ」

前回のトレーニングロードレースに続いて、またしても自分自身でわかりやすい死亡フラグを立てるマックス。

今度こそ!

確実に!

跡形もなく!

この結婚するする詐欺師ことマッドマックスは天国へ旅立つことになるだろう。

そういうで、今週末で夢幻のマッドマックス2ndは最終回となる予定です。

皆さん、長い間お付き合いありがとうございましたm(__)m

来世でまた会える日を楽しみにしています💛

 

因みに

再来週からは新シリーズ「夢幻のマッドマックス3rd」がスタート!

という落ちだったら・・・ダメかな?

ダメだよね?

ダメだよなぁ~

あっはははは・・・・はぁ・・・・

 

マックス「やれやれだぜ・・・」

ジョータローか?