山口シクロクロス第3戦(深坂ステージ)#02 【脚の泥パックはいかが?】
そんなこんなで最後尾からスタートしたのだが・・・
予想通りアスファルト区間で渋滞が起きてしまって思うように前に出ることができないまま砂利区間に突入する。
そこからラインを変更してレッドゾーンまで回転数を上げて順位を少しあげたのだが焼け石に水・・・先頭は遥か前方に進んでいます。
マックス「・・・マズイ」
ひとりぼやくマックス。
何が不味いのか?
自分が淹れたコーヒーか?
マックス「いや、状況がだ」
と、ひとりボケ、ひとりツッコミをして遊んでいる場合じゃなかったのである。
マックス「とにかく脚を削ってでも前に出なければ何もしないまま終わるぞ・・・これは」
1周目の前半から既に焦燥感で押しつぶされそうになる。
というわけでペースアップを試みる。
崖のぼり区間に差し掛かり、前方の選手達がショートカット、あるいは、大外の2手に分かれている。
焦っているマックスはもちろん
マックス「ここはショートカットだ」
と、前の選手に続いて崖に突撃するマッドマックス
ところがだ!!
前の選手が崖を登り切れずに落ちてきたため、KONAを急ブレーキして回避・・・しきれずに崖に激突して落車!
この時右膝を強打してしまい早くも出血
まだ始まって間もないのに早くも出血大サービスするマッドマックス。
マックス「イタタタタ・・・クッ、しまった。この展開は想定してなかった」
痛みを我慢してバイクをチェック。
KONAのハンドルが若干曲がっているが走れそうだ。
マックス「よし、まだ走れる!」
乗車して再スタートする。
崖のぼりは断念して、改めて大外から回り込んだのだが・・・今度はRDから異音が聞こえてくる。
カラカラカラ~~♪
マックス「ウゲ!?・・・いや、気のせいだ。これは気のせいなんだ!!」
とりあえずどうにもならないので放置を決め込んで走り続ける。
命からがら山から下りてきたマックス。
既に泥まみれになってしまっている。
芝生区間に入ってから必死にペダルを回すも抜かるんでタイヤがスリップしまくって思うように前に進むことができない。
マックス「これはどうしろってのよ・・・」
気のせいかさっきよりも雨が強くなっている。
泥水を巻き上げながら、まるで田んぼの中を耕すようにはしるマックスとKONAのゴールデンコンビ。
KONAフレームの綺麗なブルーが泥まみれに・・・
両脚は泥パックでもしたかのようにこれまた泥まみれに・・・
ペダリングしているとBB辺りにザラザラ感があることに気が付く。
マックス「これは・・・BBにも大量の泥が入ってしまったな!?」
後のメンテナンスが思いやられて眩暈がするマックスであった。
ヘッドパーツ辺りにも泥水がかかっているようなので・・・多分状況は同じだろう。
客観的にこの状況を説明するならば・・・
謎の自転車集団が深坂を耕している
寒い冬の大雨の中、山奥で奇怪な行動が集団で行われている。
そんな悪条件の中で観戦、応援に大勢の人が来てくれたのは嬉しい限りです。
実のところ、私が走っていると彼方此方から声援を送ってくださいました。
しかも!チームメイトだけでなくSNSやブログで知り合った人からもです!
観客A「がんばれマックス!!」
マックス「おう!」
観客B「飛ばせマックス!もっと飛ばせ!!」
マックス「OK!!」
小さなお子さん「マックス~♪」
マックス「おう!マックスいきま~す♪」
いやあ、なんだかいつのまにか私の本名が知れ渡っているのに驚きました。小さなお子さんからお年寄りまで幅広く・・・ありがとうみんな!!
ここだけの話、単細胞であるマッドマックスは応援されるとその時だけはカッコつけて頑張る悪い癖があるのです。
だから今回のようにコース上の彼方此方で応援されると手抜きができずに後で死にそうな顔になってしまうこともあります。が、これは機嫌が悪いわけでなく単に余裕がないだけですので悪しからずご容赦くださいm(__)m
というわけで死にそうな顔しながらゴール。
大雨だったので表彰式も屋根の下で行われることになりました。
実のところ、この時のマックスは寒さで震えが止まりませんでした。
低体温でガクブルしてたのです。
相変わらず寒さに弱いマックス。
皆さんの応援のおかげでどうにかこうにか2位になれましたよ♪
この場をお借りしてお礼申し上げますm(__)m
それにブログ用の素材としていつも写真班を務めてくださるウォルター&クライシスに感謝します。お陰で面白ブログを書くことができました!
マックス「さてと・・・今回の深坂を耕すミッションもコンプリートできたことだし・・・帰って寝るか」
モンティナ「泥パックしに来たんじゃなかったのかよ?」
マックス「泥パック?何それ?美味しいの?」
モンティナ「・・・」