【陽気な風につつまれて・・・】#01 最後に望むもの
朝晩冷え込むようになり、いよいよ紅葉の季節になってきましたね。
皆さんは紅葉を観に行きましたか?
私は未だです。残念なことに近場はまだ緑色のままですからね。
その前に梨狩りやリンゴ狩りも予定していたのですが結局行っていないなぁ。
レジャーシートに寝転んで、食っちゃ寝、食っちゃ寝という極楽のようなリンゴ狩りとか楽しいですよね!!
そんなわけで、紅葉を観にやってきたココはどこ?
私はだーれ?
というのは冗談で、研修を受けに某施設へやってきたのでした。
俺って、結構な頻度で研修を受けているような気がするのは気のせいじゃあないよな?
この施設、某感染症の影響で食堂がずっと休業中ってのが不便なんですよね。しかも近場にコンビニもないのです。
まさに陸の孤島。
なんでこんな辺鄙な場所に施設を作ったのか問たい。小一時間は問い詰めてやりたい。
因みに、研修の時は出かけるときにコンビニで食べ物を買ってくるのですが、今日は手作り弁当を持ってきました。
まあ、手作り弁当といっても、食材をタッパーに詰め込んだだけですがね。
そして、午前中の研修が終わったので手作り弁当を外で食べることにしました。
今日の朝は気温が低かったのですが、昼には日差しが強くなっていましたよ。
時折吹いてくる冷たい風と暖かい日差しの絶妙なバランスで身体が心地よい空気に包まれます。
マックス「何だかすごく気分が良いな。こんなに清々しい気分になれたのは久しぶりだ」
あまりに気分が良いので少し散歩することにしました。
マックス「散歩するなんて何年ぶりだろう?しかし、散歩がこんなにも気持ちのよいものだとは知らなかったな。俺の荒み切った心が癒されるようだ・・・」
非常に残念なことに、マックスは既に心を喪失しているため癒された気がしているだけです。
外には既にレジャーシートを敷いてランチを食べている人がチラホラ見えます。
因みに全員女性です。
マックスはレジャーシートなど持ってきているはずもないので、どっか適当なベンチで弁当を食べることにしました。
マックス「なんだかピクニックに来たよう気分だな」
暖かな陽の光の中で、ベンチに座って手作り弁当を一人寂しく食べるマッドマックス。
何というか・・・・その・・・・シュールな光景である。
マックス「余計なお世話だこの野郎・・・」
マックス「こうしていると何だか心が安らぐな・・・こんな幸せな気分のまま・・・安らかに・・・」
この瞬間が永遠に続いたら・・・と願わずにはいられない穏やかな昼下がりでした。
つづく