【マッドマックスVSターミネーター】勝敗は戦う前に決まっている
ジョギングから戻ってきた。
戻ってきたんだが・・・全然ペースが上がらない。
短い距離なのにこんなスローペースでしか走れないとは・・・ダメだ・・・。
某所
スカーフェイス「お?走ってきたかマックス。調子はどうだった?」
マックス「・・・やっぱりダメだ。遅すぎて話にならない。これじゃあ俺一人だけ置き去りにされてしまうな」
スカーフェイス「そうか?じゃあ、ランは棄権して俺とトナカイになって遊びまくるか?」
マックス「このままでは・・・単なる邪魔なお荷物になるだけだ・・・」
スカーフェイス「この前は狂暴なターミネーターと同じレースを走れる!マッドマックスVSターミネーターの夢の対決が実現する!とか言って喜んでたじゃねーか?」
マックス「・・・勝敗は戦う前に決まっている。誰の言葉だったかは忘れたが・・・俺に勝ち目はないよ」
スカーフェイス「ところでマックス、これを見ろ!」
マックスの目の前に差し出されたのはトナカイの衣装だった。
スカーフェイス「待ちに待ったトナカイの衣装だぜ!これで参加したら完璧だろ!?へへへっ!」
マックス「あ・・・それ俺が持ってるヤツと同じのだ」
まさかの同じ衣装を買ってしまったマックスとスカーフェイス。
スカーフェイス「おお!?お前も同じところで買ったのか?まあ、被っても問題ないから気にすんな。で、お前は負けるのが怖いから逃げるってことか?」
マックス「俺だって傷つけば痛いし、血だって流れる・・・」
スカーフェイス「まだ時間はある。気が変わったら教えてくれ。俺の方はいつでも大歓迎だぞ。ダブルトナカイで馬鹿騒ぎするってのは絶対に楽しいからな~♬」
こうしてまた いつもの病気、臆病風に吹かれて逃げ出す病が再発してしまったマックス。
最終的にマックスが選ぶのは・・・