アイツが天国から還ってきた 夢幻のマッドマックス Millennium編

The goal of all life is death. 凄惨な事故による心肺停止状態から仮初めの命を与えられ、アイツが天国から還ってきた。アイツは夢か幻か?だがアイツは残り少ない時間を自ら削って死に急ぐ。これはアイツの命が燃え尽きて灰になるまでの記録である。この命の終焉の刻まであと僅か・・・全ては時の中に・・・

【マッドマックスVSターミネーター】勝敗は戦う前に決まっている

ジョギングから戻ってきた。

戻ってきたんだが・・・全然ペースが上がらない。

短い距離なのにこんなスローペースでしか走れないとは・・・ダメだ・・・。

 

某所

 

スカーフェイス「お?走ってきたかマックス。調子はどうだった?」

 

マックス「・・・やっぱりダメだ。遅すぎて話にならない。これじゃあ俺一人だけ置き去りにされてしまうな」

 

スカーフェイス「そうか?じゃあ、ランは棄権して俺とトナカイになって遊びまくるか?」

 

マックス「このままでは・・・単なる邪魔なお荷物になるだけだ・・・」

 

スカーフェイス「この前は狂暴なターミネーターと同じレースを走れる!マッドマックスVSターミネーター夢の対決が実現する!とか言って喜んでたじゃねーか?」

 

マックス「・・・勝敗は戦う前に決まっている。誰の言葉だったかは忘れたが・・・俺に勝ち目はないよ

 

スカーフェイス「ところでマックス、これを見ろ!」

 

マックスの目の前に差し出されたのはトナカイの衣装だった。

 

スカーフェイス「待ちに待ったトナカイの衣装だぜ!これで参加したら完璧だろ!?へへへっ!」

 

マックス「あ・・・それ俺が持ってるヤツと同じのだ」

 

まさかの同じ衣装を買ってしまったマックスとスカーフェイス

 

スカーフェイス「おお!?お前も同じところで買ったのか?まあ、被っても問題ないから気にすんな。で、お前は負けるのが怖いから逃げるってことか?」

 

マックス「俺だって傷つけば痛いし、血だって流れる・・・」

 

スカーフェイス「まだ時間はある。気が変わったら教えてくれ。俺の方はいつでも大歓迎だぞ。ダブルトナカイで馬鹿騒ぎするってのは絶対に楽しいからな~♬」

 

こうしてまた いつもの病気、臆病風に吹かれて逃げ出す病が再発してしまったマックス。

最終的にマックスが選ぶのは・・・