アイツが天国から還ってきた 夢幻のマッドマックス Millennium編

The goal of all life is death. 凄惨な事故による心肺停止状態から仮初めの命を与えられ、アイツが天国から還ってきた。アイツは夢か幻か?だがアイツは残り少ない時間を自ら削って死に急ぐ。これはアイツの命が燃え尽きて灰になるまでの記録である。この命の終焉の刻まであと僅か・・・全ては時の中に・・・

【ケープコッドの惨劇】#01 忘れないで・・・いや、忘れてくれ・・・何もかも

みなさん、おはこんばんちは

学生時代は常に隣り合わせの灰と青春の日々だったマッドマックスです。

 

あ、このネタわかる人は絶対に居ないよね?

 

灰=燃え尽きて灰になる=死

 

ということです。

間違っても灰色の青春とかいう落ちはありません。

 こうして考えてみると、俺って常に死に付きまとわれているんだよな。

 

それが事故にせよ

 

OWN GOALにせよ

 

でも冷静に考えると、むしろ付きまとっているのは俺の方なのかもしれないな。

 

俺って死に付きまとうストーカー?

 

まあ、誰にも迷惑かけないから問題ないかな?

 

死の方が迷惑か?

 

しかし酔狂にも程があるよな・・・俺っていったい?

 

 

俺が死んだあの事故・・・ケープコッドの惨劇から何年経つだろう。

今、AEULGでケープコッドの惨劇を覚えている人間が何人いるだろう。

取るに足らない出来事なので、もう誰も覚えていないか・・・

 

俺のこと忘れないで・・・

 

いや、忘れてくれ・・・

 

何もかも・・・全て

 

 

 

 

【ケープコッドの惨劇】

3連休初日

その日、俺は早起きをしていた。

なぜならば、今日は県外の某所へ行く予定だからだ。

普通なら高速道路を使うような距離だが、景色を見ながら走るのが好きな俺は一般道だけで目的地へ向かうことにした。

近場のガソリンスタンドで満タンにしてから、東へバイクを走らせる。

俺の地元で有名な某神社の側を走り抜けていく。

 

いつもの休日

 

いつもの風景

 

いつもと同じツーリングコース

 

その日も俺は疑わなかった。

 

何事もなく戻ってくることを疑いもしなかった。

 

しかし・・・俺を待っていたのは凄惨な事故による死だった。