俺の背ビレに触ると火傷するぜ!#3 【泳げクロワッサン】
魔の踏切を越えてデンジャーゾーンへ突入するマックスとニールプライド
あ・・・ゴメン、今日はニールプライドじゃなかったね。
今日の相棒は古賀ちゃん(KOGA A-Limited)でした。
さっそく前方から妙な気配を感じます。
違和感の正体を探ろうとバイクを止めてみると、そこには・・・
道路の端に何かを見つける。
マックス「・・・ん?こいつは」
マックス「亀?でもこの近くに小川や池なんてあったかなぁ?」
いったいこの亀はどこからやってきたのでしょう?
海ならありますが、この亀はウミガメじゃあないですね。
亀にバイバイしてから少し進むと、いよいよ例の場所に到着。
マックス「ここだ。問題の場所はここだ・・・」
ここから山道に入るのだが、この周辺の空き地に沢山のマネキンが放置されていたのだ。
マックス「・・・あれ?マネキン人形が消えているぞ・・・?」
沢山あったはずのマネキンが綺麗さっぱり撤去されている。
いったいここで何があったのか?
あれは夢だったのか?
それとも幻?
夢幻といえばマッドマックスだよな・・・
例の場所を通り過ぎて山道を進んでいく。
道は荒れ果てている。
そして昼間だというのに薄暗い。
立ち止まって写真撮影すると狂暴な蚊に刺されまくる。
もう踏んだり蹴ったりなのだ。
ところが、何故かここでランニングしている学生を見かけた。
それも一人二人ではない。
トータルで15人くらいとすれ違ったのだ。
マックス「どっかの学校の陸上部が強化合宿でもしているのか?」
よりによってこの場所を何故選ぶ?
他に走る場所はいくらでもあるだろうに?
そして頂上に到着。
ここからは下り坂が続く。
しかし路面には石や枝・葉が沢山積もっているのでゆっくりと走らないと危険だ。
昔、ここの下りで大きな石を踏んでサイドカットしてしまったことがあります。
三差路が現れた。
右側の道を進むと海岸へ出る。
その海岸を通り過ぎてさらに進むと・・・・行き止まりとなる。
昔、MTBで森の中を探検したときに知ったのだ。
何やら昔、ここでいろいろあった名残というか、遺跡みたいなものがあったのだが、話始めると長くなりそうなので止めておきます。
青々とした稲が風で揺れているのを眺める。
まるで水面を見ているような気分になる。
この辺りは何となく時間の流れがゆっくりのような気がしますね。
長門側の空を見ると雲がかかっています。
マックス「・・・大雨注意報再びってことにならなきゃいいがな」
天気予報を信じるなら大丈夫・・・なはず。
三見駅です。
誰もいない無人の駅です。
いよいよ、さんさん三見に近づいてきました。
この上り坂を越えると直ぐですよ。
上り坂を越えると日本海が見えます。
その手前には萩・長門バイパスがあります。
そしてついに!
道の駅さんさん三見に到着!
いやあ、長い道のりでした。
途中いろいろありましたからね。
ただ、191号線を普通に走ればあっというまに到着する距離なのは置いておきましょう。
コロナの影響で来客がもっと少ないと思っていたのですが・・・思いのほか多くの人が訪れています。
マックス「クロワッサンたい焼き💛💛💛」
いやあ、もうテンション上がりまくりですね!
マジで小躍りしたくなるようなハイテンション♪
夢にまでみたクロワッサンたい焼きがもうすぐ食べられる!
ソフトクリームもいろいろあるようですね。
さて、ここで問題が発生します。
マックス「どっちを先に食べるべきだろう?」
ソフトクリームとたい焼きの順番をどうするか悩むマックス。
マックス「両方同時に買うと、片方が冷める、または、溶けるんだよな。どうしたものかな」
と考えること5秒
マックス「とりあえず冷たいものが欲しいからソフトクリームにしよう」
ソフトクリームにはバニラ、ミックス、びわがあるようで、そしてカップ、コーンを選ぶことができます。
マックスが選んだのは勿論、びわソフトクリームのコーンです。
道の駅の裏手にはベンチがあります。
というわけで日本海を眺めながら食べることにします。
マックス「さて、お味はどうかな?」
びわソフトクリームを食べてみる。
小野茶ソフトクリームやトマトソフトクリーム、カルスターのバニラソフトクリームと互角・・・いや、マックスの好みで言えばちょっと上かもしれません!
これは文句なくおススメです!
やはりびわってのが良いですね!
何というか丁度良い甘さというか、さっぱりした適度な甘みというか、言葉では表現するのが難しいですが・・・まあ、食べてみてください!!
こうなるとバニラ&ミックスも気になりますねぇ♪次回の楽しみにとっておきましょう💛
そういえばこのびわソフトクリームの存在を教えてくれたレベッカに見せてもらった写真はミックスでしたね。
さて、お次はクロワッサンたい焼きです!!
マックス「クロワッサンたい焼きください」
店員さん「餡子とカスタードがありますが、どちらにします?」
マックス「餡子を一つください」
一瞬、両方食べようとも思ったのですが、さすがに食べすぎです。
ここはスタンダードな方を選びました。
店員さん「はい。出来たてで熱いので気を付けてください」
何と!
嬉しいことに出来たてのクロワッサンたい焼きをゲットすることができました!
マックス「おお!ラッキー!!!マジでラッキー!!」
これはついてるネ!!
のってるネ!!
というわけで出来たてのクロワッサンたい焼きをもってさっきのベンチへ。
本当にクロワッサンで作られたたい焼きですね!
マックス「待っていたよ・・・この時を・・・」
マックス「では・・・いただきマンモス!!!」
頭から食べるマックス。
マックス「おお!?熱々で美味い!マジでうまい!このたい焼き!」
その味に感動するマックス。
クロワッサンがサクッて感じで実に美味しい!
餡子も美味しい!!
マックス「やっぱり作り立ては美味いなぁ~💛」
と調子に乗って口一杯に頬張る。
だが、これが命取りだったのである。
マックス「うぐっ!?熱い!アチッ~~アチチチッ!!」
出来たてということを忘れてしまい、高温の餡子で口の中を火傷するマックス!!
コイツはどんだけ間抜けなのか?
どこからか、マックスを嘲笑う声が聞こえる。
たい焼き「俺の背ビレに触ると火傷するぜ!!!」
マックス「あちちッ、油断した・・・でもやっぱりたい焼きは熱い方が美味い」
綺麗な日本海を眺めながら、火傷で口の中が若干ヒリヒリするのを我慢しつつ、美味しいクロワッサンたい焼きを食べるマックス。
マックス「至福の時間だなぁ、びわソフトクリームもクロワッサンたい焼きも大満足!ここだけの話、レベッカを侮っていたけれど、これは感謝せねば!今度レベッカにたい焼きを奢ってやろう♪」
リアルアスリートのレベッカは、脚の筋肉がブチ切れようが骨が砕けようが走ることを絶対に止めない真正のド変態である。
わかり易く例えるなら、呼吸するターミネーター、あるいは全長3メートル超のグリズリー(灰色熊)のような野郎・・・いや一応女の子だ。
このため、私的に見て三度の食事も「プロテインとサプリしかとっていなさそう・・・」という無礼極まりない勝手な妄想をしていたため、そのグルメ情報には若干不安を覚えていたのである。
マックス「なんだぁ♪ レベッカはやれば出来る子だったんだな。ちょっぴり見直したわ💛」
マックスよ・・・お前はどんだけ上から目線なんだ?
いつも、いつも、どーせ本人に気付かれることなんてないと思ってこんなこと言ってるから、恨みを買って夜道で刺されそうになるのだと全く理解できない学習能力ゼロのやっても出来ない子のマッドマックス。
マックスはいつか刺されて野垂れ死にすることになるだろう。
マックス「はっ!?・・・サッ!」
突然辺りをキョロキョロと見渡し、急いでフルフェイスのヘルメットを被ってガードを固めるマックス。
非常に残念なことに今のところは誰もマックスの命を狙っていないようである。
誰か、世界平和のためにコイツを再び片道切符で天国送りにしてやってくれ。
マックス「・・・よし!次回はバニラソフトクリームとカスタードのクロワッサンたい焼きを食べるぞ!」
次なる野望に燃えるマックス。
ただし、そこまでコイツが生きているかはわからない。
近々レベッカに、両足に重石を括り付けられて菊ヶ浜の海底に沈められている可能性の方が高そうだ。 いや、むしろ世の中のためにも是非とも海の藻屑にしてやってください。
その後・・・
口内の火傷のために、飲み食いする度に痛みでのた打ち回って本気で苦しんだマッドマックスに慰めの言葉をかけてやってください。
マックス「何やってんだろ・・・俺」
これが天罰というものでしょう。
自業自得である・・・アーメン