【スカーフェイス誕生! 燃え上がる愛編】#01 ひとの話を聞きやがれ!
最近、このブログの方向性というか、テーマと言うか、カテゴリーというものが何だったのか思い出せなくなりつつあります。
今回はブログのレギュラーメンバーで、随一の変態であり、最強の非常識野郎であり、マックスの師匠でもあるスカーフェイスのお話です。
スカーフェイスの過去については、あいつが失踪する以前の投稿で少しだけ触れたことがありましたが、その後は完全に放置されたままでした。
そして1年の時を経てスカーフェイスが復活したこともあり、あいつの過去について語ってみようと思いますが・・・需要がなければ打ち切りますのでご安心ください💛
というわけで、スカーフェイスファンの皆さん、大変お待たせしました。
いや、待ってないか?
某年某月某日
どっかの道端
スカーフェイス「あーあ、世の中平和だな~。なんか面白いことないのか?例えば、お前が不幸になる話とか、お前が天国に逝っちまう話とかよ」
マックス「いきなり無茶ぶりするんじゃねーよ・・・それに、それのどこが面白い話なんだ?」
スカーフェイス「そうか?面白いと思うんだがな。少なくとも俺は腹を抱えて笑っちまうけどよ」
マックス「はいはい、ワロタワロタ。ところで・・・調子はどうなんだ?」
スカーフェイスの首元と手首の縫合痕がマックスの視界に入る。
ただし、未だに直視することはできないでいる。
スカーフェイス「ん?傷の事か?調子は悪くはない。気分も上々だ」
マックス「そうか、それなら良い。ところでさ、話は変わるが・・・以前、お前に質問したことなんだが・・・」
スカーフェイス「俺に質問?ああ、貯金ならないぞ。ついでに資産もないからな」
案の定、意味不明の答えを返すスカーフェイス。
マックス「そうじゃなくてだな・・・」
卒倒しそうになるのをなんとか耐えるマックス。
マックス「職業でもなくてだな・・・いや待て待て、真面目に仕事しろよ」
そこだけはスルーせずにちゃんと突っ込む義理堅いマックスであった。
スカーフェイス「じゃあ何だよ?何が知りたいんだ?」
マックス「お前の頬の傷だよ。どうしてその傷がついたのか気になってな。話すのが嫌ならそれでもいいんだが・・・」
すると突然その場に座り込むスカーフェイス。
マックス「いったいどうしたんだよ?」
スカーフェイス「傷の話を聞きたいんだろ?話せば長くなるからな。座って話そうぜ」
どっかの路上に座りこんでしまったスカーフェイス。
ここまで来たら一緒に座り込む以外に選択肢のないマックス。
スカーフェイス「どっから話せばいいのか・・・そうだな、あれはお前と知り合う前のことだから今から何年前だろ?まあ、相当昔の事だ。細かいことは気にするな」
マックス「ああ、細かいことは無しだ」
スカーフェイスが背負っていたリュックサックの中からスキットルを取り出して蓋を開ける。
スカーフェイス「あの頃の俺は、触るものはなんでも傷つける、呼吸する凶器のような性格でな。エッジオブナイフと呼ばれて、ある意味恐れられていたんだぜ」
そういうと、スカーフェイスはスキットルの液体を一口飲んだ。
果たして、ある意味とはどういう意味だったのだろう?
スカーフェイス「マックス、お前も飲むか?」
そういうとスカーフェイスがマックスにスキットルを差し出した。
マックスは黙ってそれを受け取る。
マックス「昔はグレていたんだな。手の付けられない程に」
マックスも一口飲む・・・・と!!!
マックス「ブブブァァァァ~~~!!!なんじゃこりゃあ~~~!?!?」
スカーフェイス「あーあ、勿体ないだろ?何って、ウィスキーとウォッカを適当に混ぜただけだぜ?」
マックス「んなもん混ぜるな!危険だろ!!危うく火を噴くところだったぜ・・・」
良い子は絶対に真似してはダメだぞ。
ブチ切れそうになるのを無理やり抑え込んで我慢するマックス。
マックス「・・・話を戻そうか」
スカーフェイス「えーと・・・どこまで話したかな・・・そんなこんなで荒んだ生活を送っていたんだが・・・ある日アイツに出会ったんだ」
マックス「アイツ?」
スカーフェイス「ああ、お前も良く知っている奴・・・カインだよ」
マックス「カイン?カインとお前の頬の傷に何か関係があったのか?」
意外な名前が出てきたことに驚きと動揺を隠せない。
その昔、マックスとスカーフェイスとカインはチームを組んでいたことがあり、行く先々で血の雨を降らせていたのだ。
スカーフェイスとカインの間にいったい何があったのか?
スカーフェイス「関係も何も、この傷は・・・」
続く・・・のか?